2014年06月01日
湖北の事件・事故簿
テーマ:記事不法残留で逮捕
米原署は五月二十七日、入管難民法違反(不法在留)の現行犯で、ベトナム国籍の住所不定無職の男(22)を逮捕した。
男は昨年一月に語学留学を名目に入国していたが、今年四月九日でビザが切れたにもかかわらず残留していた。この日午前中から米原市内の新興住宅地内に見慣れない男がいるのを付近住民が不審に思い、夕方に一一〇番通報していた。
男は四カ月前に仙台市から知人を頼って敦賀市に移り、知人宅に投宿していたとみられる。電車で仙台市に戻る途中、JR米原駅から新幹線に乗るかどうかで迷っていたらしい。三万円ほど所持していた。
知人3人が騙す 1千万円以上詐取か
米原、木之本両署は五月二十七日までに、知人女性を騙して現金五百万円を騙し取ったとして、彦根市宇尾町の会社員男性(49)と、その妻(50)、同市大薮町の介護施設パート職員男性(64)を詐欺容疑で逮捕した。被害に遭ったのは三容疑者と旧知の仲だった米原市のパート店員女性(53)で、複数回詐取されており、被害総額は一千万円を超えるとみられる。
逮捕の直接の容疑は、昨年十二月二日から翌三日にかけ、三人はパート女性に対し「息子さんの身に危険が及んでいた。いろんな人を介して示談交渉した」などと嘘を言い、二日後の十二月五日午後三時ごろ、米原市内の路上で女性から現金五百万円を謝礼名目で騙し取った疑い。
三人は、パート女性の長男(19)が危険な人物と関係していると匂わせていたとみられ、長男が「そんな事実はない」と否定しているにもかかわらず、昨年十月中旬ごろから、警察署に相談した今年二月中旬までに複数回、三人に感謝しながら現金を手渡していた。
三人は「様々な人に仲介してもらった。それぞれ謝意を示さねばならない」などと現金を要求していたという。被害総額は一千万円以上とみられ、被害女性の夫も詐欺に気付かなかったらしい。
妻を足蹴り
長浜署は五月二十七日、傷害の容疑で、長浜市神照町のとび職男性(31)を逮捕した。今年四月二十一日未明に、自宅で妻(31)を足で蹴るなどし、打撲など一週間のけがを負わせていた。
日ごろから妻への暴力が絶えず、妻が長浜署に相談して被害届けを出したことから、同署が逮捕に踏み切った。
治療日数水増し 柔道整復師を逮捕
県警交通指導課と長浜署などは五月二十九日、交通事故で負傷した患者の治療日数を水増して、保険会社に施術費を請求していた長浜市山階町で接骨院を経営する柔道整復師男性(48)=長浜市南小足町、同種詐欺で五月八日逮捕、起訴済み=を詐欺容疑で再逮捕した。
調べによると、柔道整復師男性は昨年二月一日に彦根市内の県道で発生した車三台の玉突き事故で負傷した女性(21)を治療した際、実際は五十日の治療日数だったにもかかわらず、三十五日を水増しして、八十五日間の施術証明書を提出し、水増し分三十万円を詐取していた。
柔道整復師男性は昨年一月四日夕、近江八幡市の国道交差点で発生した車の衝突事故で負傷した女性(53)を治療した際、実際は五十三日の治療日数だったにもかかわらず、四十一日を水増しして、九十四日間の施術証明書を保険会社に提出し、水増し分四十八万円を詐取した容疑で逮捕、起訴されていた。
けがの程度に比し治療期間が長過ぎることから保険会社が不審を抱き通報。捜査機関の内偵捜査で犯行がわかった。余罪があるとみられる。
給食から針金
五月二十九日午後零時過ぎ、長浜市高月町西柳野の市立古保利小学校(水谷素子校長、児童九十四人)で出された給食の混ぜご飯「キムタクご飯」に針金状の金属(長さ約四㌢、直径約〇・三~〇・五㍉)が混入しているのを一年生女児がみつけ、担任教諭に知らせた。同校ではすでに給食を食べ始めていたクラスが多かったことから、担任教諭が児童の様子を確認しながら食事を続けたという。
給食は(株)魚国総本社京都支社が市の委託で経営する高月学校給食センターが調理していたことから、調理場を点検して混入金属の発生源を調べたが、不明。針金はジグザグの曲がりがあったことから金ザルのネット部分とみられるが、センターにある四つのザルはいずれも異常がなかった。
異物混入の連絡を受けた給食センターでは直後に配送先の一幼稚園、四小学校、一中学校に、この日の給食のうち、混ぜご飯を食べないよう指示したが、一幼稚園、三小学校がすでに食べ終わっており、一小学校は食事の途中だった。
ちなみに「キムタクご飯」は白飯にキムチ、タクアン、ウインナーを混ぜ入れた主食。ほかにサワラのみりんしょう油煮、けんちん汁、野菜炒め、牛乳が出されていた。
米原署は五月二十七日、入管難民法違反(不法在留)の現行犯で、ベトナム国籍の住所不定無職の男(22)を逮捕した。
男は昨年一月に語学留学を名目に入国していたが、今年四月九日でビザが切れたにもかかわらず残留していた。この日午前中から米原市内の新興住宅地内に見慣れない男がいるのを付近住民が不審に思い、夕方に一一〇番通報していた。
男は四カ月前に仙台市から知人を頼って敦賀市に移り、知人宅に投宿していたとみられる。電車で仙台市に戻る途中、JR米原駅から新幹線に乗るかどうかで迷っていたらしい。三万円ほど所持していた。
知人3人が騙す 1千万円以上詐取か
米原、木之本両署は五月二十七日までに、知人女性を騙して現金五百万円を騙し取ったとして、彦根市宇尾町の会社員男性(49)と、その妻(50)、同市大薮町の介護施設パート職員男性(64)を詐欺容疑で逮捕した。被害に遭ったのは三容疑者と旧知の仲だった米原市のパート店員女性(53)で、複数回詐取されており、被害総額は一千万円を超えるとみられる。
逮捕の直接の容疑は、昨年十二月二日から翌三日にかけ、三人はパート女性に対し「息子さんの身に危険が及んでいた。いろんな人を介して示談交渉した」などと嘘を言い、二日後の十二月五日午後三時ごろ、米原市内の路上で女性から現金五百万円を謝礼名目で騙し取った疑い。
三人は、パート女性の長男(19)が危険な人物と関係していると匂わせていたとみられ、長男が「そんな事実はない」と否定しているにもかかわらず、昨年十月中旬ごろから、警察署に相談した今年二月中旬までに複数回、三人に感謝しながら現金を手渡していた。
三人は「様々な人に仲介してもらった。それぞれ謝意を示さねばならない」などと現金を要求していたという。被害総額は一千万円以上とみられ、被害女性の夫も詐欺に気付かなかったらしい。
妻を足蹴り
長浜署は五月二十七日、傷害の容疑で、長浜市神照町のとび職男性(31)を逮捕した。今年四月二十一日未明に、自宅で妻(31)を足で蹴るなどし、打撲など一週間のけがを負わせていた。
日ごろから妻への暴力が絶えず、妻が長浜署に相談して被害届けを出したことから、同署が逮捕に踏み切った。
治療日数水増し 柔道整復師を逮捕
県警交通指導課と長浜署などは五月二十九日、交通事故で負傷した患者の治療日数を水増して、保険会社に施術費を請求していた長浜市山階町で接骨院を経営する柔道整復師男性(48)=長浜市南小足町、同種詐欺で五月八日逮捕、起訴済み=を詐欺容疑で再逮捕した。
調べによると、柔道整復師男性は昨年二月一日に彦根市内の県道で発生した車三台の玉突き事故で負傷した女性(21)を治療した際、実際は五十日の治療日数だったにもかかわらず、三十五日を水増しして、八十五日間の施術証明書を提出し、水増し分三十万円を詐取していた。
柔道整復師男性は昨年一月四日夕、近江八幡市の国道交差点で発生した車の衝突事故で負傷した女性(53)を治療した際、実際は五十三日の治療日数だったにもかかわらず、四十一日を水増しして、九十四日間の施術証明書を保険会社に提出し、水増し分四十八万円を詐取した容疑で逮捕、起訴されていた。
けがの程度に比し治療期間が長過ぎることから保険会社が不審を抱き通報。捜査機関の内偵捜査で犯行がわかった。余罪があるとみられる。
給食から針金
五月二十九日午後零時過ぎ、長浜市高月町西柳野の市立古保利小学校(水谷素子校長、児童九十四人)で出された給食の混ぜご飯「キムタクご飯」に針金状の金属(長さ約四㌢、直径約〇・三~〇・五㍉)が混入しているのを一年生女児がみつけ、担任教諭に知らせた。同校ではすでに給食を食べ始めていたクラスが多かったことから、担任教諭が児童の様子を確認しながら食事を続けたという。
給食は(株)魚国総本社京都支社が市の委託で経営する高月学校給食センターが調理していたことから、調理場を点検して混入金属の発生源を調べたが、不明。針金はジグザグの曲がりがあったことから金ザルのネット部分とみられるが、センターにある四つのザルはいずれも異常がなかった。
異物混入の連絡を受けた給食センターでは直後に配送先の一幼稚園、四小学校、一中学校に、この日の給食のうち、混ぜご飯を食べないよう指示したが、一幼稚園、三小学校がすでに食べ終わっており、一小学校は食事の途中だった。
ちなみに「キムタクご飯」は白飯にキムチ、タクアン、ウインナーを混ぜ入れた主食。ほかにサワラのみりんしょう油煮、けんちん汁、野菜炒め、牛乳が出されていた。