血色が欠点?赤いヒマワリ 影山さん宅では黄色と混合種も | 近江毎夕新聞

血色が欠点?赤いヒマワリ 影山さん宅では黄色と混合種も

 赤いヒマワリが園芸愛好家の一部で人気を集めている。タキイ種苗の「赤花ひまわり」、坂田種苗の「ココア」などで、いずれも黒味を帯びた赤花のため、強い印象を与えるのが特色。しかし黄色い花びらの本家ヒマワリに比べ、重々しく、「血のような色」と敬遠する人も。ヒマワリ独特の「陽性」なイメージがないことから、栽培は珍種を好む愛好家止まりとなっている。長浜市内の種苗店でも二~三年前から需要が出てきたが、売れ行きは今ひとつ。
 ここ長浜市七条町の影山正さん(78)宅では、花好きの妻、光子さん(71)が、新聞販売店「朝日新聞サービスアンカー長浜」提供のヒマワリの種で栽培したところ、真紅のヒマワリが咲きびっくり。また黄色い花の付け根付近が赤く染まり、炎のように見える「リングオブファイアー」も咲き、しばし近所の話題に。
 ちなみに北海道追分町(現・安平町)のまちのシンボル花「赤いひまわり」はメキシコ、中南米原産の「チトニア」(通称メキシコヒマワリ)で、花のみ赤い種とは別。
〔写真〕血のような赤色が好き嫌いを分ける赤いヒマワリ