錦秋イベント大盛況 将棋まつりにゆるキャラまつり | 近江毎夕新聞

錦秋イベント大盛況 将棋まつりにゆるキャラまつり

 長浜市元浜町の曳山博物館広場で二十三、二十四の両日「ながはま将棋まつり」(日本将棋連盟長浜支部など主催)があり、谷川浩司・九段が解説するプロ対局、プロ棋士八人がそれぞれ七~十人のアマチュアと同時に対局する「百局指し」などがあった。初日の将棋大会に出場したのは約八十人、二日目は約百十人。両日の「百局指し」に参加した市民はそれぞれ約八十人。
 「百局指し」では、女流プロが振り袖姿で、将棋愛好家の市民七~十人と同時対局。黒のシックな和装で登場した女流一級で高校生の室谷由紀さん(17)=写真=も、次々と挑戦者を打ち負かし、観戦の市民をうならせていた。また県内の「小学生名人」で坂田小五年の大槻奏仁君(11)=米原市高溝=が、プロの稲葉陽・四段と対局。飛車角落ちハンディ戦ながら、四十分ほどの白熱戦の末に、稲葉プロを破り、観戦者を驚かせた。


2日間で7.5万人 彦根市のイベント
 ご当地キャラクターとして全国的な人気を誇る「ひこにゃん」のご当地、彦根市で二十三、二十四の両日、「ゆるキャラまつりin彦根」(同まつり実行委主催)が開かれ=写真=、同まつり実行委発表で、初日に約三万五千人、二日目に約四万人が来場した。今年三回目の同まつりで過去最多の集客となり、主会場となった延長三百五十㍍の夢京橋キャッスルロードが人で埋まる大盛況となった。
 「ゆるキャラまつり」は平成二十~二十一年に同市で催された「井伊直弼と開国百五十年祭」で始まり、毎年二日間で七万人以上を集める人気イベント。フィンランドなど海外二カ国、計百七十体の着ぐるみキャラが集結し、キャッスルロードや四番町スクエア、銀座商店街、花しょうぶ通り商店街などでパフォーマンスを繰り広げた。
 「ゆるキャラ」のなかでも圧倒的人気を誇る「ひこにゃん」とその仲間の「しまさこにゃん」などが登場すると、会場は歓声が飛び交う熱狂振り。ファンクラブ結成も発表され、平成十九年の「彦根城築城四百五十年祭」に向けたキャンペーン用として登場したキャラの人気が現在も一向に衰える様子がないことをうかがわせた。関東方面からのファンが目立つという。
 会場では、兵庫国体のマスコット「はばタン」なども人気を集めた。