文化3団体が「連合会」結成 合併前の旧3市町で異なる文化活動 | 近江毎夕新聞

文化3団体が「連合会」結成 合併前の旧3市町で異なる文化活動

 合併前の長浜市と浅井、びわ両町の文化芸術団体が既存組織を残したまま「連合会」方式で統合されることになり、七月十二日午後二時から長浜市地福寺町の市民交流センターで仮称「長浜市文化芸術協会連合会」の設立総会がある。
 旧長浜市では、美術、伝統芸能、文学などの四十九団体で組織する「長浜文化芸術団体連合会」(藤居利夫会長)が活動の歴史を誇っているが、旧浅井町では百余りの文化サークル会員約千人で組織する「浅井文化協会」(村居篤士会長)、旧びわ町では文化サークルなど約二十九団体で組織する「びわ文化協会」(阿部秀彦会長)が活動。組織形態や、活動内容、歴史が異なることから、市町合併後、団体代表らが十回の統合協議を開いたものの、組織の一本化は難しいとの結論になった。なお「びわ文化協会」は今年二月、旧長浜、浅井の組織と「バランスを取るため」に急きょ設立されていた。
 組織統合が図れない原因の一つは地区文化祭の開催形態。旧浅井、びわ両町が年一回、「町文化祭」を開いていたのに対し、旧長浜市では公民館ごとの開催で、規模が大きく異なっていた。
 三団体では「近い将来、完全結合の団体に形態を変えたい」としているが、期日や新たな組織形態の協議は進んでいない。