三田村さんらの朗読会 画家・鈴木さんと邦楽演奏家も | 近江毎夕新聞

三田村さんらの朗読会 画家・鈴木さんと邦楽演奏家も

 大津市在住の日本画家、鈴木靖将さん(62)と、高月町高月の英語教室経営、三田村正子さん=写真=の朗読イベント「草野川のほたるによせて」が三十日午後三時から長浜市鍛冶屋町の「フリースペースまんよ」で開かれる。
 「まんよ」が、草野川のヘイケボタル観賞会に併せて企画したもので、尺八奏者とその門下で結成する邦楽グループがコラボレーションする。
 元中学校英語教師の三田村さんは日本画、仏画、生け花、読み聞かせ創作童話など、マルチな創作活動で話題の人。これまでに八回シリーズの「奥びわこものがたり」、児童読み物「学ちゃんシリーズ」などを執筆し、自ら朗読するスタイルで話題を集めていた。今回は、戦国時代の湖北を舞台にした新作「草野川ものがたり」を初披露する。
 作品は農村の少女さきの目を通して、戦乱に翻ろうされながらも情厚い庶民の暮らしや、ホタル舞う豊かな草野川の自然を描いた内容。
 一方、鈴木さんは、宮沢賢治や、近江の万葉集をテーマにした幻想的絵画、天の川ほたるまつりのポスター原画で知られる日本画家。当日は会場に自身の挿絵原画五点を展示し、創作絵本「やまなし村の風の音」を朗読する。
 参加費は午後六時からの軽食懇談会と同八時からのホタル観賞会を含め千五百円。当日会場へ。