メッセに「輪タク」登場 | 近江毎夕新聞

メッセに「輪タク」登場

 二十五日から長浜市田村町の長浜ドームで開幕した「びわ湖環境ビジネスメッセ」にドイツ製と国内ヤマハ製の自転車タクシー二台が登場し、ドーム正面の広場で無料試乗会がある。
 自転車タクシーは電動アシスト付きの屋根付き三輪車。長さ約三㍍、幅約一㍍十㌢、高さ約一㍍七十五㌢。運転手のほか、後部座席に二~三人を乗せ、平均時速十一㌔で走行可能。「ベロタクシー」の呼称でドイツなど欧州で実用化されている。
 環境低負荷型の乗り物として彦根市が来年の「国宝・彦根城築城四百年祭」(来年三月二十一日~十一月二十五日、彦根城一帯で開催)に合わせ、城内と市街地の一部で運行を目指している。県立大環境科学部の近藤隆二郎助教授の提案で、彦根市のPO法人「五環生活」(竹内洋行代表)が二台の導入を計画し、環境立県を目指す県と彦根市が一台につき各百五十万円を補助する予定。