直流化祝賀の催し続々と 錦秋の21日 敦賀、長浜駅などで式典 | 近江毎夕新聞

直流化祝賀の催し続々と 錦秋の21日 敦賀、長浜駅などで式典

 JR北陸線の長浜―敦賀駅間と、湖西線の永原―近江塩津駅間が二十一日から直流化され、午前八時五十三分に長浜駅を発車する近江塩津行き新快速、同九時十九分に近江今津駅を発車する敦賀行き新快速に合わせ、両駅でJR西日本主催の出発式があり、敦賀駅では午前九時五十一分に到着した近江今津駅からの新快速に合わせ到着式があった。沿線の各駅でも自治体主催でテープカットなどの式典があり、初の新快速電車乗り入れを祝った。
 長浜駅では、午前八時過ぎから、下りホームでJR西日本主催の直流化開業出発式が行われ、山崎正夫・JR西日本代表取締役社長らJR関係者と、嘉田由紀子知事、川島信也・長浜市長、平尾道雄・米原市長、北陸本線直流化対策協会長の岩根博之・木之本町長ら四十人余りが出席。テープカットやくす玉割りで、事業完成を祝った。また新快速の出発に合わせ、長浜曳山まつり囃子保存会の子ども達がシャギリ演奏を披露した。
 同新快速の到着に合わせ、虎姫、河毛、高月、木ノ本、余呉、近江塩津の各駅でも地元市町主催のセレモニーがあった。
 また午前十時半からは、高月駅の北隣、湖北田園空間博物館コア施設で県主催の記念式典があり、北村又郎・高月町長の音頭で万歳三唱し、地域住民が念願していた事業の成就を祝った。木ノ本駅では新駅舎の竣工式も行われた。
 秋晴れに恵まれたこの日、高月、木ノ本両駅の駅前広場、駐車場で、フリーマーケットなどの記念イベントがあり、夕方には虎姫駅前通りでお笑いライブなどが開かれるなど、沿線駅は祝賀ムードに包まれた。
 敦賀市では、駅前広場と敦賀港のきらめき港館、金ヶ崎緑地などで、記念イベント「つるが海道浪漫」「観光物産フェア」が開かれた。
 直流化を記念し、今週末も▽木之本ダンスコンテスト(二十九日午後四時~同九時、木ノ本駅前特設ステージ)▽余呉駅前ふれあい特産市(二十八、二十九日、余呉駅前)などがある。
〔写真〕上=長浜駅午前8時53分発近江塩津行の新快速列車に合わせて行われた同駅での出発式、中段左=高月駅前では商工会青年部がブタ汁の大鍋を調理、同右=高月駅のセレモニーで披露された韓国舞楽サムルノリ、左下=新幹線駅問題で頭がいっぱいの嘉田知事も式典主催者として笑顔であいさつ、右下=木ノ本駅では特産市も