31歳の女性からO―157検出 | 近江毎夕新聞

31歳の女性からO―157検出

 県健康推進課は十九日、長浜市の会社員女性(31)が腸管出血性大腸菌感染症(O―157)に感染し発症したと発表した。同女性は十四日に下痢、腹痛、おう吐などの症状を訴え、翌十五日に長浜市内の病院で治療を受けたが、治まらず十五日に同院に入院した。長浜保健所の検査で感染がわかった。
 十四日にも長浜市内の女児(2)の感染、発症が確認されたが、今回の女性と接点はない模様。女性に渡航歴もない。長浜保健所では家族らを調査し、感染の広がりを調べる方針。
 今年の県内のO―157感染者はこれで四十五人。うち発症は二十八人。症状が無いままの保菌者は十七人。発症者で昨年を十八人、保菌者で十五人いずれも上回っている。同感染症の法改正に伴い統計がとられた平成十三年以来、感染者数の最多を記録した。