社会保険で詐欺 県が注意呼びかけ | 近江毎夕新聞

社会保険で詐欺 県が注意呼びかけ

 滋賀社会保険事務局=大津市梅ヶ原=は十八日、県内で社会保険事務所の職員を名乗る男の訪問詐欺が発生したとして、県民に注意を呼びかけた。
 同局によると、今月十二日午前九時ごろ、大津市内の六十歳代女性宅を社会保険事務所の「シミズ」と名乗る男が訪問し「四月から今の年金とは別に一回、四万円強を受給できるようになり、さかのぼって三回分支払われるが、すぐに手続きをしないと間に合わない」などと語り、「印紙代二万円が必要だが、今あるだけ出してくれれば残りは立て替える」などと告げ、女性から現金一万円をだまし取った。
 男は四十歳代中ごろ。丸顔で紺色のジャンパー、スラックス姿だった。
 今年七月十二日にも高島市の七十四歳女性が、社会保険事務所職員を名乗る訪問の男に「遺族年金受給に手数料が必要」と告げられ現金二万九千八百円をだまし取られていた。このときの男も五十歳前後、中肉中背の丸顔だった。