加納町でボヤ 天ぷら油が発火 | 近江毎夕新聞

加納町でボヤ 天ぷら油が発火

 十八日午後五時四十四分ごろ、長浜市加納町の鉄骨五階建て共同住宅の四階四百十号室の火災自動警報器が作動し、警備会社から湖北地域消防本部に出動要請があったが、室内の照明器やカーテンを燃やしただけのボヤで、自然鎮火した。
 共同住宅は人材派遣の外国人が居留しており、ボヤの出た部屋には南米出身の男性(23)と女性(21)が同棲していた。長浜消防署の調べによると、女性が古くなった天ぷら油を固めて捨てようと、電磁調理器(IHクッキングヒーター)にかけたまま、トイレに立っていたという。鍋のフタを開けたところ油が発火したため、女性があわてて水を入れたことから急に火勢が増したとみられる。