辻氏が立候補表明 来春の県議選に | 近江毎夕新聞

辻氏が立候補表明 来春の県議選に

 任期満了(来年四月二十九日)に伴う県議会議員選挙に向け十六日、滋賀県労働組合総連合議長の辻義則氏(59)=長浜市南高田町、写真=が、長浜市・東浅井郡選挙区(定数三)から立候補すると表明した。同選挙区で立候補を表明したのは辻氏が初めて。
 辻氏は「新幹線びわこ栗東駅建設反対」を掲げて、建設の是非を問う住民投票条例制定を求める請求者代表を務めるなど活動。先の知事選に自らが代表委員を務める「県民本意の民主県政をつくる会」から立候補したが、「凍結」を主張する新人の嘉田由紀子氏と、推進派の国松善次・前知事の対決構造のすき間に沈んだ。
 辻氏は虎高卒業後、県庁入りし、県教委、児童家庭課、公衆衛生課の係長などを務めた。平成七年に退職し、県職員組合の専従職員となり、同組合委員長、県自治体労組総連合(滋賀自治労連)委員長、県労働組合総連合(県労連)議長などを歴任した。