クマ目撃相次ぐ | 近江毎夕新聞

クマ目撃相次ぐ

 十三日朝に、長浜市早崎町の「奥びわスポーツの森」東側の田で、クマが目撃され、市役所びわ支所の職員らが警戒に当たっていたが、同日午後六時四十分ごろ、同市新居町のびわ保育園西側の道路をクマ一頭が横切るのを、車で園児を下園させる途中の保護者女性が目撃した。その後も姉川下流域の各所で一頭が目撃されたことから、支所では職員六人のローテーション体制で警戒に当たっている。
 びわ保育園近くで目撃された約三十分後の午後七時十分ごろ姉川下流にかかる美浜橋上流側(同市大浜町)の川沿い雑草地、同七時五十分ごろ、下流側(南浜町)の簗(やな)仕掛けや養魚場周辺にクマ一頭がいるのを住民が相次いで目撃。この日、最後に確認されたのは午後八時四十五分ごろ美浜橋の下流、百~二百㍍の河川内から陸に上がる姿だった。
 市では十三日朝と夜に目撃されたクマは同じ成獣の一頭とみており、県許可を得て、早崎町の湖岸に捕獲用のオリ二基を設置した。