15日まで公開 安藤家の小蘭亭 | 近江毎夕新聞

15日まで公開 安藤家の小蘭亭

 社団法人・長浜観光協会が管理、公開する長浜市元浜町の安藤家で、六日から十五日まで離れ座敷の「小蘭亭」が公開される。毎年数回、観光シーズンに特別公開しているもので、今年は四シーズン六回目。今年最後となる。
 小蘭亭は、大正四年にグルメ通の芸術家、魯山人が描いた天井絵、看板、木彫の扉などが残され、美術史上貴重な建築物。安藤家は秀吉の時代から明治維新まで長浜の自治を司った「長浜十人衆」の一家系。北国街道沿いの家屋は明治末期に建設されたもので、市が借りて平成十年から有料公開している。
 公開は午前九時半から午後六時まで。入館料二百円。小中学生百円。