成安造形大生が常設ギャラリー 長浜市大宮町の「川崎や」に開設 | 近江毎夕新聞

成安造形大生が常設ギャラリー 長浜市大宮町の「川崎や」に開設

 成安造形大学(大津市仰木の里)の学生ら有志三十人で組織する企画団体「U―si(ユーシ)」(南條智彦代表)が長浜市大宮町のまちづくり拠点施設「川崎や」を借りて、芸術作品の常設展示、販売を計画している。
 地域密着型の芸術を生み出そうと学生が手づくりで取り組むもので、同所を「アートセンターナガハマ」と名付け、芸術版楽市楽座が開かれる七、八日に成安造形大研究室で学ぶ藤井俊治さん(23)=甲賀市水口町在住=の作品十五点を、川崎やのほか、八幡夢生小路商店街の空き店舗二店で展示。川崎やでは二十九日まで五点を展示し、活動をスタートさせる。
 U―siは今年二月に大津市堅田地区で町並みを生かした芸術作品展「湖族の郷アートプロジェクト」を開き、六日間で観客三千六百人余りを集めた。学生らは南部の同プロジェクトと、北部のアートセンターの二本立てで、独自の芸術活動を展開したいと期待を膨らませている。