佃眞吾さん作品展 | 近江毎夕新聞

佃眞吾さん作品展

 長浜市出身の工芸家、佃眞吾さん(39)=京都市右京区梅ヶ畑広芝町在住=と、京都在住の陶芸家、西岡義弘さん(47)=京都市山科区西野山射庭ノ上町在住=の「生活工芸二人展」が七、八の両日、長浜市南呉服町のギャラリーヴォラーレで開かれる。
 佃さんは、ギャラリーヴォラーレを運営する画家、佃常觀さんの長男。大学卒業後、木工家具職人を志し、漆、京指物の老舗に弟子入り。平成十六年に独立し、昨年、今年の国展に連続入選した若手工芸家。三年前から陶芸家、西岡さんと毎年、二人展を開き、今回初めて出身地、長浜での展示となった。生活に密着した茶道具などを造り続けている。
 西岡さんは、大学卒業後、陶芸工房などで研さんし、平成十二年に山科区の自宅で「月下粋-黙琴堂」を開窯。青白磁の生活陶器を造り続ける作家。
 展示は各五十点余り。即売もある。午前十時から午後六時。入場無料。