そういえば、もう一ヶ月以上前の話になりますが、

夏休みに近所のパン屋で開催されたパン教室に行ってきました。

 

講師については事前に何も情報がなかったのですが、

東京の有名パン屋で職人をされていた方だったらしいのです。

受講者は6名だったのですが、

情報を聞きつけて県外からやってきた方が4名もいらっしゃいました。

 

そのパン職人Kさんは技術もさることながら、知識も驚くほど深く、

パンの研究にどれだけの時間を費やしてきたのだろうかと思うくらい、

パンに対してとても「愛」のある方でした。

 

そんな職人さんが作ったパンは、

シンプルだけど、素材にも製造過程にもこだわった、

パン愛溢れる味でした。

 

普段商品を作っていると、

できるだけ質の良いものを作りたいと思っても、

生産性とのバランスを考えなくてはならない時があります。

 

でも愛のないテキトーな商品は、

それがお客さんに伝わってしまうんですよね。

 

その先にいるお客さんのことを考えれば、

中途半端なものづくりはできないし、

そんなことは作り手のプライドとしてしたくない。

 

愛の込もった商品作りの大切さを改めて学んだ1日でした。