初めてレッスンをするとき、大概は人からバレエ歴を聞かれます。
「幼い頃に2年だけやっていました」と答えると、必ず返ってくるのが「小さい頃にやってると違うわよねー。」とか、「私は大人から始めたから全然上手くならないわ。」という言葉。
確かに、幼い頃に覚えた身体の使い方は15年以上たった今でも反射的に出ますし、基本的動作の注意点は頭に残っています。
でもそれは基礎を繰り返して身体に染み込ませたからであって、決して幼い頃に習っていたからだとは思いません。
だから、大人から始めても上手くならないはウソだと思います。
大人だって基礎を繰り返せば、充分に可能性はあると思います!
肝心なのはやり方。何が良くて、何が悪いかをしっかり教わり、それを意識して繰り返すこと。
大人の場合、子供より有利なのは理論的に理解できること。なぜこのポジションなのか、どうやればもっと上手くいくか、考えながら動けます。
バレエの動作を理論的に説明してくれる先生がいたら、この強みを充分に生かせるでしょう!
そして、一番大切なのが、毎回基本を意識することと、それができる環境に身を置くことだと思います。
大人になってからバレエを再開して思うことは、やはりバレエは基本が出来ていないと全くバレエを踊っているように見えないということ。
それくらい基礎が大切なダンスだと思います。
私が幼い頃に通っていた教室では、毎回毎回耳にタコができるほど基本的なところを注意をされていたし、できていなければすぐに厳しく注意されたり直されたりしていました。
でも大人クラスだと基本的なところの注意を何度も何度も口を酸っぱくして言っているところはかなり少ないと思います。どちらかというと、注意半分楽しくやるというスタンスのところが多いように感じます。
注意してくれなければ、良いか悪いか分からないし、例え注意してくれる先生でも、何度も言われないといつの間にか元に戻ってしまうんですよね💦
だから何度も何度も諦めずに注意してくれる先生がいたら、きっと上手くなるのが早くなると思います!
大人からでも諦めずに一緒にバレエライフを楽しみましょう♪♪