【旅行期間:2024/2/22-3/2】
2024/2/23
 
金曜日はキュビリエ劇場の入場が14時からのため、それまでの時間はまた街歩き
 
ミサが開催されていて内部に入れなかったフラウエン教会
 

 
この塔は左右で高さが違うのですが、設計ミスが原因と言われているそうです
 
入ってすぐ右手にあるのが神聖ローマ皇帝ルートヴィッヒ4世の慰霊廟
 
 
バイエルンのヴィッテルスバッハ家の出身です
 
さて、入ってすぐ正面の床にあるこの足跡
 
 
悪魔の足跡と言われています
 
これに足を合わせて教会内を見ると
 
 
正面以外の窓が見えません
 
昔は、祭壇があって正面の窓も見えなかったそうです
しかし実は左右はステンドグラスの窓で彩られています
 
 
フラウエン教会は、この規模の教会にしては短い20年という期間でつくられたのですが、それには悪魔の協力がありました
 
悪魔は光が苦手なので協力の条件として、教会に窓をつくらないことを要求したためこのようにつくりました
 
ここに悪魔を立たせて窓がないことを確認させ、悪魔は満足したのですが、実は窓がたくさんあることに気づき、悪魔は怒って教会を倒すために強風を吹かせました
 
丈夫につくられているので、教会はもちろん倒れず、しかし今でもこの近辺には強風が吹いているそうです
 
 
 
次に訪ねたのは、ミサで入れなかったミヒャエル教会
 
 
 
こちらは漆喰の白に金が映える、これまた美しい教会です
 
 
 
ここにはヴィッテルスバッハ家の地下墓所があり、実際にお棺も安置されています
 
ノイシュヴァンシュタイン城などを建てたルートヴィッヒ2世のお棺もあるということでお参りする予定にしていたのですが、残念ながら工事中で地下墓所には入れませんでした
 
街歩き、つづけます
 
ふいに遭遇する建物の彫刻が美しいので飽きないですね
 
 
ゼンドリンガー門
 
蔦の絡まる歴史ある門で、第二次大戦でも被害を受けなかったそうです
 
 
 
次の目的地は、ここ
 
 
 
 
彫刻の施された美しい建物ではなく、その横の外装工事中の建物
 
入れないのかと一瞬ヒヤっとしましたが、中には入れるようになっていました
 
通称アザム教会 正式名称は聖ヨハン・ネポームク教会
 
18世紀初頭に、建築家かつ芸術家であったアザム兄弟が、私財を投げうって家の敷地内に建てたもので、はじめは公開していなかったそうです。
 
通常教会の祭壇は東向きですが、兄弟は家の寝室から祭壇を見ることができるように、西向きに祭壇を設置しました
 
バロック教会の傑作
 
 
外装工事中だったせいか、内部までは入れず、柵から覗き見たり写真を撮る形でした。
 
昔訪れたときは、席に座ってみることができ、世界観に圧倒された覚えがあります
 
 
個人のためにつくられた教会なので、小さいのですが、圧倒的存在感
 
もりもりに飾られているようで、不思議と調和を感じます
 
 
わきに施された彫刻もすばらしい
 
 
 
 
 
ミュンヘン必見スポットです