九州国立博物館で開催中のポンペイ展に行ってきました。
 
なにせ人気の展覧会。
さらに九州国立博物館のある太宰府は観光客も戻ってきているので、行くタイミングをはかっていました。
 
金曜、土曜の夜間開館延長のタイミングでGO!
狙い通り、駐車場もすいていて、出入り口に一番近いところに誘導されました。
 
開館延長は20時まで
 
とてもユニークで美しい外観の博物館なのですが、あまりにも近くに停めたので、外観を撮影することはできませんでした。
 
内部はこんな感じ
 
 
流れるような曲線を描く天井は木材を使用しています。
 
チケットを購入し、エスカレーターで2階に上がると、会場です。
 
 
展示物はすべて撮影可。
 
入場者は少なく、のんびりじっくり楽しめました。
 
噴火前の、緑に覆われたヴェスヴィオ山を描いた貴重なフレスコ画
 
 
噴火後、街全体が灰に覆われ埋没しました。
灰のなかに、埋もれた遺体は、時間の経過とともに朽ちて空洞となります。
その空洞に石膏を流し込み、かたどりをすると、亡くなった当時の姿がよみがえるのです。
 
 
 
そうしてつくられた、若い女性の姿
体を伏せ、腕を顔の下でクロスさせて伏せた状態で亡くなっています。
顔を守ろうとしたのでしょうか。
 
邸を飾ったモザイク
 
 
 
役者たちが今から行う劇の準備をしている様子です。
 
ポンペイには劇場や円形闘技場もあり、剣闘士の戦いがおこなわれていました。
剣闘士用の武具
 
 
黒曜石の盃
 
 
少しオリエンタルな雰囲気があるなと思ったら、アレキサンドリアの職人が作ったものだそうです。
 
解放奴隷の息子で財をなした人の像
 
 
頬の下のほうにあるイボまでリアルに再現されています。
柱の中ほどにについているモノに注目
さすがにこれはリアルに再現ではないはず(笑)
(あらちょっとお下品だったかしら)
 
メメント・モリ(死を思え)をテーマにしたテーブル石板
 
 
これもモザイクで精巧につくられています。
 
埋もれた街からは、パンや干しブドウ、イチジクや穀類も当時のままの形で炭化して発見されました
 
 
パンのふっくら感がそのまま感じられるのがすごいですね。
 
邸の玄関床に描かれた猛犬注意のモザイク画
 
 
ポンペイではよく見られたものだそうです。
犬好きとしてはたまらなくテンションあがります。
 
超有名な、アレキサンドロス大王とダレイオス一世のモザイク画
 
 
残念ながらこれは原物は出品されていません
 
蛇のブレスレット
 
 
蛇のブレスレットはほかにも出品されていました。
連れにこれ欲しいんだけどと言ったら無視されました。
 
踊るファウヌス
 
 
どの角度から見ても完璧
筋肉の盛り上がり方、体のひねりが美しい
 
鴨やカエルを描いたモザイク
 
 
苦しんでいるのか、ちょっと怖い表情のモザイク
 
 
こちらは、食料棚に入り込んだ猫を描いたモザイク画
 
 
猫や鴨の毛の質感、魚の鱗までモザイクで表現されていて見とれてしまいました。

邸の一部の再現
 
 
 
シカとライオンの像
 
 
躍動感にあふれていますね。
 
オーディオガイドがわかりやすくまとまっていておすすめ。
ミュージアムショップではこんなものを買ってしまいました。



 ラインストーンでできた猛犬注意マグネット
 
ほんと、こういうちょっとしたものをついつい買ってしまってモノが増えるんですよね~。
断捨離は向いてなさそうです。