自宅より自転車で西へ20分ほど走ると月見山があります。
きょうはそこにあるLE UN(ルアン)というレストランでランチをいただきました。
ホリデイシーズンなので特別、贅沢をしてみました。
本日、残念なことに雨のため、写真はHPより拝借しました
入り口には門番。(本当です)
門から玄関までが長い。(これぞ邸宅の条件1)
風光明媚で温暖な須磨、月見山には、明治期から大正にかけて、日本一の商社であった鈴木商店の鈴木よねや、川崎造船を創設した川崎正造らの邸宅をはじめ、多くの異人館や高級別荘がたくさん建てられました。かつて皇室の須磨(武庫)離宮もあったほどです。
残念なことに、多くの屋敷が太平洋戦争の激しい空襲の戦火によって消失し、戦火を逃れた邸宅も、阪神大震災による倒壊、解体を余儀なくされ、現在残っている邸宅は数件のみ、その中でもこちらの旧西尾類蔵邸は竣工当時の状態が見られる貴重な建物です。
設計者は、建築家・設楽貞雄氏。初代通天閣の設計や、山崎豊子著『華麗なる一族』の万俵家のモデルと伝わる旧岡崎財閥邸(のちの須磨離宮)を手がけたことでも広く知られています。
インテリアもほぼ当時のまま。床や建具も大正時代のもの。上質で品の良い色調の木造です。
こちらは、来客がまず通される控えの間。
建具と天井が美しい。
食事は正統派フレンチ。