コレステロール対策についてずっと書きたかったのだが、ここのところとても忙しくてブログ更新ができない状態だった。まだあまり時間が取れないので、今日は少しだけ書いてみることにする。
私は境界型糖尿病対策のほうは、空腹時血糖値やA1Cは一貫して高値ながら正常値なのだが、LDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)が少なくとも2年間基準値より高めだ。これは、玄米菜食で魚介類は週2回で脂質をあまり摂っていない時代から高めだったので、どうやら体質のようだ。あと、更年期に近くて、女性ホルモンが減っているということもあると思う。
今日はコレステロールの検査結果を引っ張り出して、ここに書き出す時間はないのだが、決して秘密にしているわけではないので、いつか公開する。
コレステロールのほとんどは体内(肝臓)で作られるため、食物からのコレステロールをカットしても意味がないという人もいる。だか、今までの私調べの結果では、飽和脂肪酸の摂取が人体のコレステロール量に直接に影響するということは確かだということだ。(では、食物中の飽和脂肪酸は避けたほうがいいとしても、食物中のコレステロールはどうなのかというと、それは今、調査中である。) 体質で悪玉コレステロールが増えやすい人は、食物由来の飽和脂肪酸は極力避けたほうがいいとのこと。
ところで、家族性高コレステロール血症で投薬している知人は、薬を飲んでも総コレステロールが300ぐらいで、飲まないと500も行ってしまうという。彼女がコレステロールの専門医に言われたことは、
赤身の肉は食べてはいけない。
鶏肉の皮は食べてはいけない。
卵は少しなら食べてもよい。
だそうだ。
もちろん、他にもあると思う。
上記の肉の部分は、どれも飽和脂肪酸がとても多い。
米国では、飽和脂肪酸の推奨摂取量は大人で1日20g。米国糖尿病協会では、糖尿病の人には15gを薦めている。
以前、冷凍食品のハンバーグの表示を見たが、同じような大きさで、チキンハンバーグの飽和脂肪酸は2g、ターキーハンバーガーは2.5g、ビーフハンバーガーはなんと、33gであった。これでは、一日の摂取量を余裕で越えてしまう。牛肉にいかに飽和脂肪酸が多いかということがわかる。
私は以前から飽和脂肪酸は極力減らすようにしてきたが、最近お菓子作りなどで誓ったのは、
バターとは永遠にさよならする(バターは重量の半分が飽和脂肪酸!)。
生クリームは低脂肪のギリシャヨーグルトに置き換える。
チーズは低脂肪のものだけ使用する。
である。
日本の糖質制限でマーガリンよりバターが推奨されているのは、マーガリンには多くの場合、トランス脂肪酸が入っているからというのと、リノール酸を摂り過ぎてしまうからだと思う。でも残念なことに、バターには飽和脂肪酸が多すぎる。なので、私は、マーガリンは選りすぐってトランス脂肪酸のないものを少量だけ使っている。
悪玉コレステロールの怖いところは、これが高いといつか心臓疾患や脳疾患につながるということだ。せっかく血液検査で自分の弱点がわかったのだから、食事に気をつけて、対策を取りたいと思う。
LDLを下げるための本を読んだが、なかなかよい。残念ながら日本語で翻訳されていないのだが、時間があればそこで学んだことについても書いてみたいと思う。