今日は朝からかなりの雨量だった。にもかかわらず、久しぶりにドクターSとのアポがあったので、土砂降りのなか車を走らせて行ってきた。病院へはわが家からフリーウェイも含めて車で20分ほどだ。

今日は検査はなしで、境界型糖尿病ともう一つの疾患(これについては機会があれば記事にするかも)のフォローアップのための診察だった。

今日のドクターSは、相変わらずのヘビメタ頭にインゲボルグ系マダム風のイデタチだったが、青系シルバーのフェイクパールのネックレスを腕輪にしてちょっとハズしていた。ドクターSは、どうやら腕輪が好きらしい。

そんなことはどうでもいいのだが、3月にA1c検査と一緒に行った「血中インスリン検査」はいったい何の検査だったのか確認したところ、やはりC-ペプチド検査だった。そして、実は5月の検査でもやっているということを教えてもらった。初耳だったが、5月の結果では、3月の結果よりもインスリンの分泌量が少し減っているとのことだった。(肝心の数値を聞いてくるのを忘れた。)

ローカーボ食(低糖質食)をするとインスリンの分泌量が減るという話を聞いていたので、ドクターに私の場合もそうではないかと尋ねたところ、はっきりとしたことはわからないが、その可能性はあると言われた。

また、C-ペプチド検査にからんで、私にはインスリン抵抗性があるのか尋ねたところ、ほとんどないだろうと言われた。やっぱり、私の糖尿病体質は、インスリンの分泌不足に起因しているようだ。

A1cが5.6→5.7→5.9(日本の数値に直すと5.2→5.3→5.5)と上昇傾向であることについて再度確認したが、ドクターは5%台に抑えられているという事実に焦点を当て、これは素晴らしいことであると強調。もちろん、これが6%台になったら注意が必要で、7%になったら投薬治療を始める必要があると言われたが、私は今のところ素晴らしい管理をしていると褒めてくれた。上昇傾向であることが気になっていた私は褒められて拍子抜けしたが、ドクターは心底褒めているらしかった。

この年になると、あまり面と向かって褒められることはないので、私もちょっとうれしかった。スマイル

これは私の想像だが、境界型糖尿病(prediabetes)と言われて、真剣に自己管理を始める人はあまりいないのかもしれない。だから、あらゆる面で対策を打とうとしている私は、ドクターにとって珍しいのかもしれない。

もう一つの疾患は自己免疫系の疾患だが、これは11月に血液検査をすることにした。最近、この疾患が1型糖尿病患者に発生することが多いということを知り、私も緩徐進行1型の可能性も視野に入れていくことにした。A1cが突然上がったりしたらその可能性も高まるので、A1cにはこれからも注目しなくてはならない。

「アジア系で痩せ型の糖尿病患者さんはいますか」とドクターに訊くと、「私の患者さんの中にも何人かいるわ。インド系やフィリピン系や。みんなライスを食べますからね。でも、白人の人もいるわよ」と言った。どうやら、ドクターSは「ライスの食べすぎは人によっては糖尿病につながる」と思っているようだ。私もそれは間違いではないと思う。

最後に、私が「私は炭水化物を食べ過ぎちゃったんですね・・・」とぼやくと、ドクターSは「自分を責めないで。遺伝的にウイルスなんかで膵臓が攻撃を受けやすい人もいるから。自分ではどうすることもできないから」と、1型の原因に関係するようなコメントをし、2型の原因についてぼやいた私のコメントとかみ合わなくて、おかしかった。でも、私はもしかしたら、この2つの要素があって境界型なのかもしれない、と、ふと思った。ありえるかもしれない。コンビネーション型とか(笑)。

帰りは雨も上がって運転が楽だったが、雨によるこの地区の今日の交通事故数は200件にも上ったとか。みんな、雨の中での運転を知らなすぎる・・・