境界型糖尿病だと正式に診断されたあと、日本からはるばる送ってもらった糖尿病関係の本が届いたが、購入した本当に良かったと思った。

糖尿病は薬なしで治せる 』(渡辺昌著)では、糖尿病のメカニズムの説明のほか、著者本人の患者としての経験が参考になる。また、糖尿病の薬について、その作用と副作用について言及している。

食事療法については、著者が糖尿病を発症したのは15年以上も前のことであるので、「カロリー制限」の療法だった。食事療法をきちんと行い、運動療法もあわせて、投薬治療なしで病気をコントロールしていったそうだ。

糖尿病専門医にまかせなさい 』(牧田善二著)は、糖尿病について最低限知るべきことを包括的にまとめた本であり、最新の治療法についても言及しているので、糖尿病または境界型糖尿病と診断されたばかりの人が一番初めに読む本としてお薦めしたい。

この本により、私は自分の病気の現状(ステージ)を知ることが、いかに重要かわかった。本の中では、「己を知る」という言葉によって表現されている。自分の現在のステージに合わせて、対策を講じていくというものだ。実際、私はこの本をもとにして、自分の現状を知るために、糖尿病に必須の検査項目について、通院している病院にリクエストした(これについては、後日書こうと思う)。私は正式にはまだ「境界型」であるので、病院側のアクションはスローな傾向がある。境界型といっても、どのくらい長い間高血糖だったのかは神のみぞ知るの状態なので、今やれる検査はやっておこうと思ったのだ。また、この本は、「己を知る」一環として、血糖値自己測定器の使用を勧めている。

さらに、合併症の症状や時期についても詳しい説明がある。

なお、食事療法については、血糖値を上げるのは炭水化物であるとのスタンスで、最新の食事療法としてカーボカウント法を紹介している。

上記の2冊以外では、ドクター江部の『主食を抜けば糖尿病は良くなる! 』もいつか入手しようと思っている(『糖質制限食 春のレシピ 』は入手している)。私は基本的には、糖尿病治療では食事の糖質を制限することがカギだと考えているので。