ドクターSの診察があった次の日、待ちに待っていた本が日本から届いた。ネット上でいろいろなレビューを読んで、注意深く購入を決めた本だ。

一つは、糖尿病に罹患した医師が薬なしで克服したという内容の本で、『糖尿病は薬なしで治せる 』(渡辺昌著)だ。

もう一つは、銀座で開業する糖尿病専門医が著した糖尿病についての本で、『糖尿病専門医にまかせなさい 』(牧田善二著)だ。

『糖尿病は薬なしで治せる』は、「投薬なしの治療方法」というコンセプトが気に入り、購入した。決して、タイトルにある「治せる」に惹かれてではない。「糖尿病は治らないがコントロール可能な病」ということは重々承知だからだ。

『糖尿病専門医にまかせなさい』は、アメリカでの研究経験もある糖尿病専門医によって近年書かれたものなので、アメリカに近い治療法や最先端な治療法が載っているのではと、期待して購入した。

ドクター江部の『主食を抜けば糖尿病は良くなる! 』にも興味があったが、『糖質制限食 春のレシピ 』というレシピ本をすでに購入してコンセプトは理解しているので、このメインの本はまたの機会に購入することにした。

今回購入した本は、届いてから次の日までに、2冊とも一気に読んでしまった。おおざっぱに言ってしまえば、この2冊は観点や治療方針が異なる本なのだが、私にとってはどちらとも役に立ち、今後の方向性を決める指針となった。日本からわざわざ送ってもらった甲斐があった。