ファンタオレンジのようなブドウ糖溶液75gを飲んで採血したあと、ラボの待合室で2時間待つように言われた私。

別に何もコワイことしているわけではないのに、心臓はバクバク

落ち着け~、落ち着け~。

そうだ、持ってきたマンガでも読もう。

この日のためにアマゾンUSで注文した『のだめカンタービレ』。

おもしろい? おもしろいかな?

うーーん、なんか、ぜんぜん頭に入らない。

まだ頻脈はおさまらない。

英語だから頭に入らないのか? じゃあ、日本語のマンガを。

いつも笑わせてくれる伊藤理佐のマンガ。

おもしろい? あはは・・・空笑い。いつもはおもしろいのに。やっぱり頭に入らない~。

なにこの心臓、フル回転しているよ。

そういえば、このラボ、ちょっと寒い。なんで冬なのに冷房かけてるの~?!

寒い、寒い。。。

「同情心のありそうな女性」の技師がラボから出て行った。ランチタイムか。戻ってくるといいな。

・・・2、3個離れたイスにおじさんが座った。

う、なんか独特のニオイ。。。 冷房のせいでニオイがこっちへ来る。

た、耐えられない。。。 なんとかして~。

そうだ、トイレに行こう。

ブドウ糖たくさん飲んだけど、尿も臭わないし、頭も痛くもないから、きっと高血糖でもないよ。きっと大丈夫だよ~。

あ、おじさんまだいる。トイレ出たついでに違う席に移ろう。

あー、心臓はまだうるさい。水でも飲もう。

あー、まだ1時間しかたっていない。ここのラボは本当に寒い。ジャケットを着ているのに。寒くて、膵臓の働きが悪かったらどうしよう。。。

あー、あと30分だ。

あー、あと10分だ。それにしても、相変わらず心臓はバクバクだし、ラボの中は寒い。

やった~、2時間たった。採血してもらおう。

検査の終わりに採血してくれた技師は最初の「同情心のありそうな女性」ではなく、別の技師だった。

この人に、「ラボの中はちょっと寒いね」と言うと、「そうなのよ、暑がりの人がいるのよ」と言った。彼女の採血はちょっと痛かった。

・・・こんな感じで、寒いわ、心臓はバクバクだわで、ストレス度満点の検査だった。こんなんで正しい数値が出るのだろうかと思ったが、終わっただけでもホッとした。痛いからではなく、不快だったという点で、もう二度と受けたくない検査だった。