ブドウ糖負荷検査の予約を2月18日に朝に入れた。

この検査の1週間ほど前の食事については、食材の分量を記録していたものの、糖質の量を厳密には測っていなかった。が、だいたい朝食で35g、昼食で20g、夕食で15g程度だったようだ。

また、検査の2日前は、毎食後に30分ほど歩くか、足踏みしながらの家事(結構せわしない感じ)をやった。運動が増えて気分は良かったが、これから運動に毎日こんなに時間を割かなくてはいけないのかも・・・と、ちょっと不安にもなった。

検査当日、朝起きると、まず日課である30分の散歩を行った。そしてシャワーを浴びて、身支度をして、夫の運転する車でラボに向かった。(検査や病院などへは普段は自分で運転していくのだが、この日はいろいろ不安だったため、夫に連れて行ってもらうようにした。)

ラボに向かっている途中、私の心臓はずっとバクバク。また頻脈が始まったようだ。ラボに着いたとき、脈拍は1分間に110ぐらいあった。

ラボに入って、受付の女性に保険証を提示すると、つい、「採血が4回もあるのが不安だ。75gものブドウ糖を飲むのも不安だ」と口走ってしまった(私は病院でよくこういうことを口走る。自分の不安を伝えることはいいことなのかもしれないが)。

すると、受付の女性は、「採血は検査の始まりと終わりだけよ」と言った。つまり、血糖値は始まり(空腹時)と120分後しか測定しないというのだ。拍子抜けしたが、ちょっとホッとした。ネットでいろいろ見た日本のサイトでは、始まりと30分後、60分後、120分後の血糖値を測るということになっていたが、アメリカだから違うのか、ここの病院だけなのか、その点はわからない。

「こういう炭酸飲料を飲むのよ。みんなやっているから大丈夫よ」と、女性は受付の横にある小さな冷蔵庫から小さいペットボトルを取り出して私に渡した。どぎついオレンジ色で、子供のころ日本で飲んだことのあるファンタのようだった。

このオレンジの飲み物が私の敵にならないように願って、腕に抱えた。しばらくして、私の名前が呼ばれた。