糖尿病の疑いがあると言われ、精密検査(2時間のブドウ糖負荷検査)を受けることになったが、少し対策を練って血糖値を下げてから受けると、自己責任のもと、決めた。

(私の場合は数値が極端に高くはなかったので、すぐに受けなくても大丈夫だと判断したが、数値が高い人はすぐに精密検査を受けたほうがいいと思う。)

対策というのは、糖尿病はまず、食事療法と運動療法が大事と聞いていたので、それらについて調べた。在米だが、私は日本人なので、日本人にあった方法ということで、最初は日本のウェブサイトなどで調べものをした。

食事療法については、食品交換表を使って食事全体のカロリーを計算をする「カロリー制限」などたいへんそうで私にできるかな・・・と不安だったか、「糖質制限」や「カーボカウント法」などの方法が日本で広まりつつあることを知って、勇気付けられた。理論的にも、後者のほうが理にかなっていると思った。

後者の2つとも、炭水化物こそが血糖値を上げるという考えに基づいている。

「糖質」というのは炭水化物から食物繊維を差し引いたもので、これにはデンプン質や糖分も含まれる。なぜ食物繊維を差し引くのかというと、食物繊維は消化されないからだ。「糖質制限」とは、食事の糖質を制限する(ほとんどの場合、主食を制限する)という方法。

「カーボ」というのは英語の「carbohydrate」(炭水化物)の略で、食事の中に含まれる炭水化物の量を把握し、自分の体が対応できる量の炭水化物を摂るという方法。

(実は、アメリカでは現在、「カーボカウント法」が主流で、「カロリー制限」はすたれつつあるとのこと。一方、日本ではまだカロリー制限が主流のようだ。)