私は今年のはじめ、境界型糖尿病(いわゆる糖尿病予備軍)であることが発覚した。それは、本当に偶然にわかった。

昨年の末から、ある食品を急に毎日摂り始め、そのせいで体調がおかしくなり、病院に行き、ついでに検査することになった空腹時血糖値で異常がわかったのだ。

体調不良というのは、人生でこれまで食べたことのなかった納豆に急にハマり、昨年の12月から1ヶ月ほど毎日食べ過ぎてしまい、そのおかげで消化機能がおかしくなったというもの。主治医のドクターによれば、急に食習慣を変えたので、腸内環境が変わってしまったのではないかということ。私は健康にいいと言われることを、猪突猛進に極端にやりすぎる傾向がある。ほどほどにすべきということを学ばなくてはいけない。

その体調不良以外で、前の年からときどきある頻脈が気になっていたので、ドクターに聞いたところ、原因は不明だが、血液検査をいろいろやってみましょう、ということになった。(頻脈については、昨年、普通の心電図や24時間心電図も取ってあり、心臓自体には異常はないとのことだった。これについては、また機会があったら書いてみたいと思う。)そのなかの空腹時血糖値の検査で、わずかながら正常値を上回ったのだった。昨年の頻脈の問題があったときに随時血糖値も検査したのだが、そのときは正常値だったので、今回の異常は寝耳に水だった。

境界型糖尿病か糖尿病が疑われるので、後日、2時間のブドウ糖負荷検査をしてくださいと言われた。

(ちなみに、アメリカでは、空腹時血糖値の正常値は 2005年までは 110mg/dl 未満だったのだが、2005年に 10mg/dl 引き下げられて、100mg/dl 未満になった。私の空腹時血糖値は 108mg/dl だったので、この新しい基準でひっかかったのだ。基準が変更されなければ、ひっかからず、私の糖尿体質は一生わからなかったかもしれない。基準を引き下げたことで、アメリカでは40歳以上の実に40%以上が境界型と診断されていると、どこかで読んだ。)