人工知能研究の世界的権威であり、発明家・実業家でもあるレイ・カーツワイルの未来予測。

2005年に公開された未来予測は2010年代の社会を見事に言い当てている。

以下、予測の中から10項目をピックアップする。

 

◆2010年代
①高品質なブロードバンドインターネットアクセスは、ほとんどどこでも利用できるようになる。

②家庭用ロボットが家を掃除している可能性がある。
③「VRメガネ」。さまざまな日常のタスクでユーザーを助けることができる「バーチャルアシスタント」プログラムを搭載したコンピュータの登場。
④携帯電話は、衣類に組み込まれ、ユーザーの耳に直接音を投影することができるようになる。
⑤2018年頃、10TBのメモリ(人間の脳のメモリ容量に相当)が1000ドルで購入できる。
◆2020年代
⑥人間は自分の遺伝子を変化させる手段を持つことになるだけではなく、「デザイナーベビー」は自分の皮膚細胞を若々しい他の細胞に形質転換することによって、自分の身体の組織や臓器のすべての若返りが実現可能になる。

⑦ナノテクノロジーの革命が開始される10年:この10年はまた、ロボット(強いAI)がチューリングテストを通過。教育を受けた人間と同等の知性になる。
⑧人間の脳全体の正確なコンピュータシミュレーション。
⑨血流に入ることができるナノボットは、この10年の終わりまでに(必ずしも広く使用されていないが)存在することになる。
⑩この10年の後半では、仮想現実(バーチャルリアリティ)は、本当の現実と区別がつかないほど高品質になる。