こんにちは。
いつも訪問、ありがとうございます
秋のお彼岸・・・。
秋分の日、お中日です。
普段なかなかお墓参りに行けない方は、
こういった機会にご先祖さまに、
「生かされていることへの感謝」を
伝えてみましょう。
先日ふと思い出したのですが、
もう9年経つのか・・・、
なんて物思いにふけっておりました
お四国遍路旅。
30代に入った頃からなんとなく気になっていた
「お遍路」。
東海地方から四国ですよ
遠いからムリ
と、エゴはわたしにブレーキをかけてくる。
でもある時ふと入った本屋さんで、
「四国88箇所」のるるぶを発見したのです
これをきっかけに、
私の中の「お遍路行きたいスイッチ」がオンになりました
母と妹と私の3人旅。
「区切り打ち」という方法で、
1年半かけて、四国をぐるっと一周してきました。
母は、がん治療中でしたので、
体調と相談しながらの旅となりましたが、
とてもよい思い出となりました。
私は四国を旅して、
人生観が変わったような気がしています。
僧侶の孫として生まれたので、
幼い頃から仏壇やお寺の仏さまに手を合わせることや、
読経をすることに慣れていて、
般若心経も母や叔父叔母のお経をそのまま覚えました。
(母方の祖父が高野山の修行僧でした)
母は中学生ぐらいの時におじいさん(母のお父さん)を
亡くしているので、あまり記憶がないんだそう。
でもおじいさんもきっと四国には行ったんだと思う
もしも、行っていないなら私が代わりに行ってくる
と意味不明な使命感を感じていたように思います
四国遍路では、「同行二人」といって、
お大師さま(弘法大師)と常に一緒という考えがあるのですが、
私は、同行五人ぐらいいたかもしれません、笑。
おばあさんもきっと行きたかったでしょうし、
すでに亡くなっている私の父の供養も兼ねて・・・。
本当の目的は、
主人の大厄落とし(42歳の)と母の病気平癒。
誰が行ってもご利益が変わらないと信じて、
3人ででかけました。
母も不思議と旅している間は体調がよかった
感情と心が結びついているのなら、
楽しい旅は身体も喜ぶはず
心にも身体にも栄養というパワーを
四国では感じることができ、
しっかりとそのパワーを受け取ることができていたんだね。
ほんとうにありがたい旅でした。
いろんな経験を通して、
「生きること」とは何かを
教えてもらったような気がします。
お寺の門をくぐったら、
することはどこでも同じなのに、
すべての札所でそれぞれ空気が違うんです。
また機会があったら行きたい
レンタカーを借りてのクルマ遍路でしたが、
当時流行っていた「アナ雪」を
移動中に3人で歌っていたのを思い出します
ある意味”行”なのに、”行”だと感じないで、
楽しく人生について学べるんだ。
「つらい」と思ったら「つらい」。
「楽しい」と思ったら「楽しい」。
この世の中は、
自分の頭の中の反映だということも、
この時にしっかり学んだのかもしれません。
たくさんお接待もしていただき、
地元の方や、札所で出会ったお遍路さんとの交流も
とても貴重な思い出です
お遍路を終えた翌年に、
母はこの世を去ってしまいましたが、
きっとお遍路での思い出は
母にとってもよい思い出となったと信じています。
(道中つらい時もあったけどね)
また気軽に旅ができる日常に戻ることを祈って・・・
お彼岸のお中日、
わたしをつないでくれたすべてのご先祖さまに・・・。
ありがとう
今日も”愛”あふれる一日をお過ごしくださいませ
Comokoのmy Pick
お彼岸です