こんにちは。
いつも訪問、ありがとうございます
京都、日帰り旅。
最後に、もうひとつだけ。
京都国立博物館の前にある、
「三十三間堂」へも行ってきました
そういえば、
京博でも、
「三十三」がキーワードだった。
そして、なんとなく
「千手観音」さまに導かれて
こちらへも・・・。
三十三間堂って
「国宝」
なんですって・・・
日本唯一の千体観音堂。
中央の中尊を中心に、
左右に500体(すべて国宝)
合計1001体のご本尊。
正式には、
「十一面千手千眼観世音」というそうです。
こちらの仏像さんは、
寄木造りとのこと。
まるで、観音さまの合唱団のような光景。
一体一体がとても輝いていて、
とても神々しかった
今年の干支のお守りご本尊、
「千手観音さま」がずらーーーっと並んだ姿は
圧巻の一言。
こちらも、拝観の方がちらほらで、
ゆっくりと拝観させていただくことができました。
敷地内の駐車場も空車でしたよ。
「三十三間堂」といえば、
”ザ修学旅行”
ですよね。
いつも訪れるたびに、
多くの学生さんが何かメモを取りながら
拝観している姿をみることが多かったのですが、
今回は学生さんどころか、
団体ツアーの方もいない・・・
ゆっくり拝観させていただいた思いと同時に、
ちょっと寂しい気持ちにもなりました。
本来、お寺参りって
願掛けをするために来るのであって、
観光で来るのは・・・と思う反面、
こんなに少ない観光地のお寺の姿も、
いつまで続くのだろうか・・・。
もう、もとの賑やかな
観光地には戻らないのか・・・。
なんて、ちょっと切ない気持ちにも
なりました。
本当に、『願掛け』をしたい、
切なる願いを持ってこられる方にとっては、
静かなお寺で、ゆっくりと、
仏さまと真に向き合える時間をいただけるのだと思います。
複雑・・・です。
わたしも、本当に
『願掛け』したいと思って
参拝に来たのに、観光客でうわーーっと
本堂に人が押し寄せている光景を目にした時には、
ちょっと複雑な気持ちになったりしたものでした。
どちらが、いいというわけでは
ありませんが、
これからの時代、
社寺の存続って、
なかなか難しいものがあるのでは、
と思います。
わたしも
祖父がお寺の住職をしていたので、
なんとなくわかります。
それでも、多くの人に
お参りしてもらいたいと思うし、
たくさんの人に、
ご本尊さまを観て、手を合わせてもらいたい。
そんなふうに思っているのだと思います。
仏さまは、観てなんぼ。
拝んでなんぼ、だと私は思うからです。
「飾りもの」ではない。
一体一体に、『魂』が込められ、
そのお姿を観ているだけで、
癒される・・・
「祈り」ってそういうこと、
なのではないかと思います。
そして、自分自身が行けなくても、
誰か代わりに拝んでくれる人がいたら、
それで十分伝わるのです・・・。
「意識」はひとつ・・・だから
誰かのために、「祈る」
こんな贅沢なことはないと思います。
「今」、こんな状況の中で、
お参りに出かけられない人も多くいらっしゃると思います。
わたしは、今回、
お盆ということで
先祖供養と同時に、
参拝できない、
つながっている人みんなのために
お参りをさせていただきました
「何か」が伝わるといいな、
と思います
京都の日帰り旅の記事は今日で終わりです。
ここまで読んでいただきありがとうございました
今日も”愛”あふれる一日をお過ごしくださいませ