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講師という仕事は、
生徒から学ぶことがとても多い・・・、
と私は思っています。
現在レッスンしている小2の女の子。
彼女は、私のアドバイスを素直に聞き入れ、
そのとおりに練習してきてくれます。
アドバイスどおりにきちんと練習すれば、
必ず上達するのです。
ところが、多くの生徒は
「そんなのムリ」とか、
「この指づかいの方が楽だから直せない」
など、勝手に自分に言い訳を作って改善しようとしません。
「ムリっ」って自分に制限を作るから、
そのムリな自分と闘わなければいけないから辛いのです。
素直な気持ちで練習すれば、
たやすく上達するのに・・・。
素直に受け入れること・・・。
そして、自分なりの方法で練習すること。
私の練習方法がすべて正しいわけではありません。
ただ、ひとつの方法、としてアドバイスしているので
あとはひとりひとりが自分で考え、
実践して自分なりの練習方法を見つけることができたら最強なのです。
とはいえ、師匠と弟子の関係は、
師匠のカラーに染まることが多いのがこの世界。
相性のいい講師にめぐりあうことも、
長続きする方法のひとつではありますね。
今まで多くの生徒を見てきましたが、
自分で考えて練習できる生徒は、
のみ込みも早いし、弾けるようになるのがとても速いような気がします。
「言われたとおりにやる」のも大切。
まだ脳が発達段階にある幼児の場合は、
言われたとおりにやるのがいいのでしょうが、
少しずつ成長していくにつれ、
自分で考える力を身に着けるのも、私の役目だと思っています。
音楽は、脳と人を育てる。
「ピアノをやると頭がよくなる」
と、どこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。
私は、こう考えます。
遺伝子的な部分で、器用とか頭がいいというのはある程度生まれ持ったものが活きてくるのだとは思いますが、
後天的な部分で、指を動かし自分で考えることが脳を発達させ、結果的に知能を上げてくれるのではないかと思います。
「いやいやピアノを習わされた」と幼い頃の辛い記憶がある方は思い当たるのではないかと思います。
いやいややってもピアノは上達しません。
ある程度はうまくなりますが、心から楽しんで弾いている人とは明らかに演奏方法(音楽表現)が違ってきます。
お子様にピアノを習わせたい方は、小さい頃から音楽に親しみ、
歌ったり手拍子したりととにかく音楽に触れること。
そして、おもちゃでもいいから楽器に触れさせてあげること
そこで、興味を示したら自らすすんでピアノを習いたい・・・と思うはずです。
親はきっかけをつくってあげることが大切です。
ぜひ、ピアノに限らずいろんなことに触れさせてあげてみてくださいね。
何かに反応したら、それをやらせてあげるといいと思います。
好きなことには、素直になれるから・・・。
「素直は最強の上達方法」です
今日も”愛”あふれる一日をお過ごしくださいませ