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冬に聴きたい音楽
私はピアノ曲が好きなので、
ピアノ曲で選んでみました。
ショパン 「Etude」Op.25-11
”木枯し”
一般的に、「木枯しのエチュード」と呼ばれている曲です。
ショパンのエチュードの中でも
難易度の高い曲のひとつです。
(私も難しくて速くは弾けない)
マイナー調の曲なので、
少し物悲しい感じがしますが、
とても情熱的な曲です。
上のお二人の演奏を聴き比べてみるとおもしろいですよ
フジコ・ヘミングさんは、
決して力強さは感じないのですが、
一音一音に込める情熱に
とても芯の強さを感じます。
フジコさんの演奏はどの曲も、
音に込められた熱量を感じるところが
すばらしいと思います
アシュケナージは、
私が学生時代に曲の予習でお世話になった
「耳の師匠」でもあります。
特に、このショパンのエチュードは
彼の演奏を頭にたたきこんで
練習した思い出があります。
とにかく、卓越したテクニックで
繊細な動きがとてもなめらか、
それでいて、力強さを感じる
一音たりとも目が(耳が)離せない演奏です
だから、今でも安心して
聴くことができるピアニストのひとり。
「耳の師匠」は
ショパンだけでなく、あの手の大きい
ラフマニノフの作品もとても力強く
演奏されるので、こちらも注目です。