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歌うよろこび
今年はわたしにとって、
「キリストイヤー」
どんどん、イエスに引き寄せられていくような・・・
先日、カラヴァッジョ展を観に行ってきました
名古屋市美術館
「カラヴァッジョ展」
2019.10.26(土)〜12.15(日)
まもなく会期終了です。
カラヴァッジョはイタリアの画家。
主に、宗教や神話をモチーフにした作品が多く、
劇的な生々しい表現を巧みに使った
感情を揺さぶる作風が多い画家さんです。
だからちょっと”変わり者”と言われたことも多かったそう。
「聖母子」や「マグダラのマリア」など
いわゆる”愛”を象徴とする作品もありますが、
今回の展示作品の多くは、「生と死」といった
人間の本質を深くえぐったような作品が中心でした。
観ていて、驚くほど生々しく感じ、
その中に、光と影を上手に使い人物の表情が光によって
浮き出されているようなかんじがしました。
そのいう点では、フェルメールのような
少ない色数で作品を表現できる画家のひとりだったのではないかと思います。
印象派のような、色鮮やかな色彩で
観る人を魅了する作風もあれば
少ない色数で表現する方法もある。
私が一昨年観て感動した「雲龍図」も
墨だけの表現方法に圧倒されたので、
色をたくさん使えばいい、ということでもないんだなぁと
今回の作品を観てあらためて感じました。
宗教画が多く、
聖人がテーマの作品をたくさん拝見することができ、
今、自分の中に来ている
「キリスト」というワードにまたピタッとハマる感覚・・・
マリアさまのような大きな”愛”を感じる
「キリスト」の深い愛に作品から心打たれ、
作品自体はとても劇的だけれど、
イエスが存在しているだけで、そこに”光”を感じずにはいられませんでした
20代の頃にヴァチカンで観た「ピエタ像」に感激し、
それからイタリアの宗教画にはまり、
「受胎告知」や「聖母子」など
人間の根源の”愛”の象徴を垣間見る作品に惹かれていったように思います。
そして、今。
キリストの作品を合唱曲で歌えることに、
何かしらの”縁”を感じずにはいられない今日この頃。
このクリスマスは、今まで以上に思い出に残る
クリスマスになりそうです・・・
展覧会観賞後に見た、名古屋市博物館の大きな”球体”
(これはプラネタリウムです)
いつもここを歩く時、この球体をみて
「あ〜、白川公園に来たなぁ・・・」
としみじみ感じます。
(20代の頃、市美で少しお仕事をしていたのでちょっぴり懐かしい・・・)
すてきな週末をお過ごしくださいませ