いつも訪問、ありがとうございます
芸術の秋を堪能している、Comokoでございます
秋のさわやかな日に東京へ日帰り旅してきました
2ヶ所、美術館に行って参りました。
まずひとつめ・・・。
東京国立博物館で開催中の、
特別展
京都 大法恩寺
快慶・定慶のみほとけ
2018.10.2(火)〜12.9(日)
思っていたより、空いていました。
並ばずに入場。
展示室内も比較的ゆっくり観て回ることができました
大法恩寺は、
京都にある、真言宗智山派の寺院。
「千本釈迦堂」の名で知られているお寺だそう。
快慶の弟子、行快作の秘仏御本尊、釈迦如来坐像や
快慶作の十大弟子立像、
運慶の弟子で行快とほぼ同じ世代である肥後定慶作の六観音菩薩像など
大法恩寺に伝わる鎌倉彫刻の名品の数々を展示。
チラシの写真が、秘仏の釈迦如来さま。
本堂の奥に秘仏として安置されているお釈迦さまと
お寺の霊宝殿に安置されている十大弟子の像が
今回の展覧会では同じ展示室に並んで配置されているので
特別な空間で拝見することができます



なかでも、「馬頭観音さま」は目がギョーっと睨みつけるような感じだったので、
私も目をじーっと見つめてみました。
「こわい」というよりは、なんだか見ているうちに
優しい目つきに変わったような気がします。
「玉眼」ってすごい
本当に生きている目のような工夫をされている「玉眼」の技法に
ちょっと感動してしまいました
私が行ったのは、会期の後半だったので
光背が外されて展示していました。
前期は本来の光背がついた状態での展示だったそうです。
このことを知らずに観に行ったのですが、
外されていてよかったです
なんでかって・・・。
「お背中」まで拝見できるからです
仏さまの展示って、
360度全方位観られるところが醍醐味ですよね
ウエストラインとか、お尻とか
筋肉のつき方とか仏師によって、
より人間に近いお姿で掘られる方もいるので
そんな肉体美を拝見できる貴重な機会でもあるのです。
横から・・・。
立ち姿、本当にお美しい・・・
斜め後方。
衣の感じも細かく拝見できます
あっ、そうそう、
ここの展示室、もちろん照明が暗いので
手元の資料の文字とかほとんど読むことができません・・・。
これは年齢的なものなのか・・・
入り口でもらった展示リストだけでなく、
スマホで写真を撮るときでさえ・・・、
ピントが合っているかわからないのです
かなりヤバイ・・・
とりあえず、シャッター切ってみましたが、
仏さまのどの部分にピントが合っているのか全くわからず
写真を撮っているのは私だけでしょうか・・・
あとで確認したらきれいに撮れていてホッとしました
展示リストもらっても展示室内でほとんど見ることができないので、
印象に残ったことなど
いつも記憶してあとで、書き込むとかしています。
それと、展示物のとなりの説明のパネルが
壁にはめ込むタイプではなくて、
壁にディスプレイで明るく照らされて映るタイプになっていました。
これなら少し遠目からでも見やすいですね
こういう配慮がうれしい年齢になったとは・・・笑。
とても貴重な仏さまを拝見できて、
とっても満足でした
次回は、サントリー美術館の仏像展をご紹介します
今日もすてきな一日をお過ごしくださいませ