いつも訪問、ありがとうございます
9月の初旬に、
音楽の街、浜松へ行ってきました
目的は・・・。
「楽器博物館」と「浜名湖オルゴールミュージアム」
仕事柄、こういったミュージアムは
行くと、人と違った動きをするので、
一緒に行った主人は、ずいぶんと疲れたようでした
戦後まもない頃に製造された「ヤマハのフルコン(フルコンサートグランドピアノ)」です。
ホールで演奏するためやレコーディング用に作られたピアノで、
響きやタッチ、表現力などすべてにわたって、演奏者(ピアニスト)の信頼を
受け止められるものでなければならない・・・というとても素晴らしいグランドピアノなのです。
とにかく、響きが違いますね。
聴く場所にもよりますが、
それがまたいいのかもしれません。
「スタンウェイ」のグランドピアノ。
ニューヨークの会社の製品です。
今は、アメリカの投資家さんのファンドへ売却されています。
アメリカとドイツに工場があって、
少し構造が違うのだそう。
日本にあるスタンウェイはドイツ製のものと思われます。
学生時代に、大学のホールにスタンウェイがあって、
何度か弾いたことがありますが、
とても素晴らしい音色です。
ホールで弾くと、
ヤマハのピアノは落ち着いた音色で、
スタンウェイのピアノはキラキラした感じではないかと思います。
スタンウェイのピアノは弾いている本人よりも
遠くへ音を飛ばすため、弾いている本人はちょっと違和感を感じることもありますが、
その分、聴衆にきれいな音色を届けてくれるので、
印象はとてもよくなります。
私が弾いた感想では
繊細でクリアな感じ・・・、かな。
鍵盤のタッチもヤマハに比べてしなやかな感じです。
私の大好きなショパンやドビュッシーは自分の出したい音にぴったりな音色を奏でてくれます。
特に高音部がよく出る印象がありますので、
高音を鳴らすような曲には合っているのかなと思います。
今や、ヤマハの子会社となった「ベーゼンドルファー」
元は、オーストリアの会社で王室御用達だったそうです。
「やわらかい音」という印象が強い、ベーゼンドルファーのピアノ。
フランツ・リスト御用達のメーカーですね。
ヤマハの子会社になってからも、
モノづくりの信念はそのまま保たれているようです。
素晴らしいですね・・・

ヤマハのピアノも骨組みなどは機械生産ですが、
最後の調整の行程は一台一台、人が調整するそうです。
樹の素材、年式によって音色が変わるピアノ。
生きた「樹」で作るからこそ、
生きた「音」になるのでしょうね

他にも、アジアやアフリカ、ヨーロッパなど
世界各地の楽器がたくさん展示されていたのですが、
見学のほとんどの時間を鍵盤楽器のコーナーで
あちこち見て周っていたような気がします。
子供みたいに、キャッキャしながら鍵盤楽器コーナーをウロウロ・・・。
そりゃ、主人も見飽きるよね・・・

というわけで、長くなりましたが
続きはまた次回・・・
今日もすてきな一日をお過ごしくださいませ