いつも訪問、ありがとうございます![]()
先日出かけた、日帰り東京の旅。
東京国立博物館
仁和寺と御室派のみほとけ
ー天平と真言密教の名宝ー
3月11日まで開催中です![]()
仁和寺は京都にある、
桜で有名な古刹。
真言宗御室派の総本山で、
仁和4年(888年)創建のお寺。
世界遺産にも登録されている
由緒ある古刹です。
御室桜という、背の低い桜がお出迎えしてくださる
春は桜の名所として有名。
嵐山にも近く、
シーズンにはとても多くの観光客が来られるとのことです。
その、仁和寺さんが、
今回、観音堂の半解体工事中とのことで、
国立博物館にその観音堂の仏さまが集結されるという・・・。
今までに観たこともない、
展示室なのに、お堂![]()
のような厳かな空間で拝観させていただけるとは・・・、
感動で言葉になりませんでした![]()
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展覧会入り口で配布している、
展覧会の出品リスト一覧。
今回は、英語で書かれている出品リストも入手したので、
英語表記でもご紹介できたらと思います。
英語の方が、くだけていてわかりやすい表記が多いので、
ついつい英語表記も読める範囲で読んでいます。
おもな展示内容は、
弘法大師、空海さんの名宝、
「国宝 三十帖冊子」
簡単にいえば、真言密教とは、と書かれたノートのようなもの。
英語では、Thirsty Volumes of Esoteric Scripture。
立派な書の冊子として国宝に指定されています。
通期展示されています。
その三十帖冊子が納められている
冊子箱も展示されていました。
こちらは、後期展示のものだそう。
葛井寺(ふじいでら)の秘仏、国宝 千手観世音菩薩坐像。
英語では、Seated Thousand-armed Kannon Bosatsu
江戸時代の開帳以来、初めての東京出張だそうです。
展覧会パンフレットより
そして、雲辺寺さんの秘仏。
千手観世音菩薩坐像。
重要文化財に指定されています。
雲辺寺さんといえば、
お四国の八十八ヶ所霊場の66番札所。
四国霊場の中で最も高所にあるお寺です。
住所は徳島県ですが、
香川の札所となっています。
2014年にお遍路に行った際に撮影したものです。
こんな境界線も引かれています。
懐かしいなぁ・・・![]()
そして、観音堂の仏さまたち。
撮影OKでしたので、いっぱい写真撮らせていただきました![]()
以下、仏さまの名称の下に英語パンフレットの表記も付け加えました。
↑ご本尊、千手観世音菩薩さま。
Standing Thousand-armed Kannonn
↑ 二十八部衆立像。
Standing Twenty-eight Attendants of Sahasrabhuja
不動明王さま。
Standing Fudo-Myo'o
風神・雷神立像。
Standing Gods of Wind and Thunder
そのままですが、Godなので、
「神」ですね。
↑ 降三世明王さま。
Standing Gozanze Myo'o
後ろ姿も観られます。
仏さまの後ろ姿は、普段お堂の中ではめったに拝見することができないので、
このような場所ではとても貴重な機会です。
もちろん、横からも。
腰のくびれとか、脚の筋肉美とか、
人間のような体型をうまく表現している仏さまも多いので、
見どころがあります。

ずらーっと並んだ、仏さまたち。
圧巻の存在感で、
とても荘厳な雰囲気でした
この仁和寺展は、どうやら後期日程の方が混みあっているようです。
展示内容によってなんでしょうね。
音声ガイドもとてもよかったです。
2月23日から公開されている映画
「空海-KU-KAI-美しき王妃の謎」に出演されている
染谷将太さんと阿部寛さんがナビゲーターをつとめていらっしゃいました
ゆっくり観たので、2時間ほど。
ほとんどの展示物が人だかりで、一列目で拝見するのに一苦労でしたが、
国宝も数多く展示されていて、本当に見どころがいっぱいでした。
最後に、今年秋の展覧会のパンフレットを入手しました。
東京国立博物館
特別展
京都 大報恩寺
快慶・定慶のみほとけ
2018年10月2日(火)~12月9日(日)
運慶にも匹敵する実力を誇るといわれている慶派の仏師、定慶。
快慶と並んで、今年秋に東京で展覧会が行われると知って、
また秋は上野に決定ですね
今日はここまでです。
読んでいただきありがとうございます。
今日もすてきな一日をお過ごしくださいませ













