いつも訪問、ありがとうございます
今日は、お遍路の記事です。
一ヶ寺一ヶ寺、お寺の紹介ではなく、その時に私たちが感じたことや
経験したことなどを書いていきます。
ご興味あれば、ぜひ
2012年秋から2014年春にかけて、
四国八十八ヶ所の札所めぐりをしました。
目的は、主人の「42歳の厄落とし」
その目的も一ヶ寺一ヶ寺まわるごとに少しずつ変わっていきました。
お四国を回って変わった「人生観」
そのひとつひとつの経験が貴重なものとなりました。
そして、今のわたしにつながっています。
少しずつ、お遍路の話を書いていこうと思います。
2013年春、
4回目のお遍路旅、スタート。
今回は18番札所から32番札所まで。
3泊4日の旅の2回目の記事です。
前回までの記事はこちら
前回は、21番札所を強風でロープウェイにこわくて乗れず・・・
いつか、行きます・・・ということで、
どんどん先へ進みます。
22番札所。
平等寺(びょうどうじ)
ご本尊 薬師如来さま
団体さんがいなかったため、とても静か・・・。
まっすぐな石段を上り・・・
このあたりのお寺は、
「厄落としの階段」が多くあり、
こちらもそのひとつ。
石段の一段一段にお賽銭を置いていきます。
厄よけをお祈りしながら・・・。
一円玉をひとつひとつ置いていきます。
その行為そのものがとても尊くて・・・、
「無」になり、一段一段祈りながら上ることで
修行のような感覚になる・・・
私たちにとって、初めてで貴重な経験でもありました。
これを知っていたので、あらかじめ一円玉をたくさん用意していったのですが
やはり足らなくなるもの・・・。
次の札所(薬王寺)の納経所で一円玉に両替してくださるサービスもあり、
とても助かりました
23番札所
薬王寺(やくおうじ)
ご本尊 厄除薬師如来さま
新しい山門。
仁王さま
こちら、男厄坂42段、女厄坂33段
中腹からは、還暦厄坂61段があり、
かなり高台に上っていきます。
私たちはすべての石段に、
ひとつずつ一円玉をお供えしながら
上っていきました。
ほんとうに、「無」になれる時間でした。
上った景色はこんな感じ。
私はこのお寺で不思議な体験をしました。
この日は朝から頭痛がしていて、
薬を飲んでもあまりよくならず・・・、
22番、23番札所と妹に運転をお願いしてここまで来ました。
この後は、80キロほど離れた室戸岬まで、ひたすら一本道を走るため
どうしても頭痛を治したかったのです・・・。
いつもなら、家族の健康と幸せをお願いするのですが、
ここ厄除薬師如来さまと大師堂のお大師さまには、
「今、私の頭痛を治してください」
と切なるお願いをしました。
こちらの境内・・・。
本堂、大師堂以外にも
見どころがたくさんあり、
桜も満開で・・・。
随求の鐘とか石臼など、祈願できるところが点在していて、
いろいろと回っているうちに・・・。
納経をしていただく頃には、
あんなに痛かった頭がスーッと楽になっていました。
階段を降りて、駐車場に戻った時には
なんとスッキリ
していたのです。
自分でも、びっくり
お願いしたから、治ったんだ~。
って、母と妹も驚いていましたが・・・。
一番驚いていたのは私自身で・・・。
朝から薬を飲んでもスッキリしないのに、
薬師さまとお大師さまにお祈りしたら、
治った・・・。
こんなことがあるんですねー。
お遍路をしていて、一か寺一か寺ただ同じことをしているだけなのに、
不思議と感謝の気持ちが心の深いところから湧いてくるのです・・・。
「般若心経」もとてもありがたく読経させていただいて・・・。
階段を上れば、きれいな景色がご褒美で・・・
こんな経験、今までなかった・・・。
というほど、とても貴重な経験をさせていただいています。
23番札所「薬王寺」で「発心の道場」、徳島県は終了で、
次からは「修行の道場」、高知県へ入ります。
「発心」という言葉は、本当に深い・・・。
私の中で、「祈る」ということが
こんなにも尊いことだったんだということを
あらためて感じた徳島県のお寺でした
ここで、お昼ごはんを食べて、
一路、南へ80キロひたすら室戸岬まで走ります・・・。
室戸岬に到着するのは夕方の予定。
私たちは車ですが、歩き遍路の方々は
ここから数日かけて、室戸岬の近くにある24番札所まで
歩くことになるのです・・・。
このあと、車窓から何人か歩き遍路の方を見かけました・・・。
心の中で、皆さまの満願を祈りながら・・・。
室戸岬はお大師さまが
「空海」という名を得たといわれる、「御厨人窟(みくろど)」があります。
そのほか、ちょっと観光を交えて次回はご紹介したいと思います
読んでいただきありがとうございました。
最後に御朱印です。
22番札所 「平等寺(びょうどうじ)」
23番札所 「薬王寺(やくおうじ)」
今日もすてきな一日をお過ごしくださいませ