いつも訪問、ありがとうございます
今日はお遍路の記事です。
一ヶ寺一ヶ寺、お寺の紹介ではなく、その時に私たちが感じたことや
経験したことなどを書いていきます。
ご興味あれば、ぜひ
2012年秋から2014年春にかけて、
四国八十八ヶ所の札所めぐりをしました。
目的は、主人の「42歳の厄落とし」
その目的も一ヶ寺一ヶ寺まわるごとに少しずつ変わっていきました。
お四国を回って変わった「人生観」
そのひとつひとつの経験が貴重なものとなりました。
そして、今のわたしにつながっています。
少しずつ、お遍路の話を書いていこうと思います。
2013年春。
4回目のお遍路旅、スタート。
今回は18番札所から32番札所まで。
今までの記事はこちら
岡山まで新幹線に乗り、そこから在来線の快速マリンライナーで高松まで移動し、
そこからレンタカーを借りました。
3泊4日で「発心」の道場 徳島県から「修行」の道場 高知県へ移動します。
まずは、18番札所「恩山寺」から。
ご本尊 薬師如来さま
ちょうど桜の時期でした。
修行大師の像があります。
とても大きな像でした。
その後ろの桜がまた、風情を感じます。
小松島市の山の中腹にあるお寺。
石段を上り、大師堂、
さらに石段を上ると本堂があります。
このお寺は、お大師さまのお母さまの玉依御前ゆかりのお寺で
その昔女人禁制だったこのお寺で弘法大師は修行をしていたが、
はるばるたずねてきた母に会うことはできなかった。
そこで弘法大師は一週間滝行をして
女人禁制を解いてもらい、
晴れて母と対面できたという。
母、玉依御前はここで髪を切って出家したとのこと。
以来、このお寺の山号を母養山としたとのことです。
このお寺のあたりから、
「あ~、お遍路に来たんだなぁ」
という感覚がしてきました。
お寺から駐車場へ向かう道。
田舎ならではの道を下っていきます。
写真を加工していますが、歩いているのは母と妹です。
そして、19番札所
「立江寺(たつえじ)」
ご本尊 延命地蔵大菩薩さま
「四国の総関所」として、四国八十八ヶ所の根本道場ともいわれ、
また「阿波の関所」としても知られています。
こちらのお寺も桜がきれいでした。
階段手前の「立江寺」と書いてある石は、金剛杖を差しておくところ。
お四国の札所には、このような金剛杖の置くところもちゃんとあります。
20番札所
「鶴林寺(かくりんじ)」
ご本尊 地蔵菩薩さま
とにかくここに上ってくるまで、キツかった
はじめて経験した、難所。
4キロにもおよぶ急こう配の林道をくねくね上ります。
しかも、ガードレールがないので脱輪しそうで怖かった
軽自動車に大人3人、スーツケース2つを積み込んだ車は
そう簡単には上ってくれません
アクセルべた踏みでもエンジンの音だけすごくて
上らない・・・
カーブでスピードを落としているため、
そこから加速するのにパワーが足らないのです・・・
もう、冷や汗ものです・・・
上の写真はなんとか上り、山門が見えてきたので
写真を撮りました。
鶴林寺なので、「お鶴さん」とよばれています。
御朱印に「鶴」のスタンプが押されるため、
白衣などに、スタンプを押してもらうお遍路さんも多くいます。
のちに 亀さんも 登場します
「鶴」の像があります。
長い石段を上り、本堂へ向かいます。
徳島のお寺も残り少なくなり、だんだんと田舎へ入ってきました。
次は21番札所です・・・が、
太龍寺は四国初のロープウェイに乗ってお寺へ行きます。
行く予定の日は、かなりの強風で
ふもとの駐車場まで行ってはみましたが
強風のあまり、ロープウェイが時間通りに運行していないこと、
駐車場から見るロープウェイがゆらゆら揺れて
時々止まりながら上って行く姿を見て、
3人とも一気に恐怖心が沸き上がり・・・。
「やめようか・・・、上るの・・・」
と、3人ともポカーンとゆらゆら揺れるロープウェイを見上げ
顔色が悪くなってきました・・・
自力で上るわけではないのに、この恐怖感。
普段なら10分で山頂に着くところ、
この日は普段よりスピードを落として運行しているため
20分ほどかかると言っていました・・・。
20分も、ロープウェイに揺られ、
しかも恐怖に耐えなければいけないのか・・・。
とても怖くて、進めないので、
こちらもパスすることに・・・。
情けないですが、また来ます・・・
22番札所からはまた次回へ続きます。
最後に御朱印です。
18番札所 「恩山寺(おんざんじ)」
19番札所 「立江寺(たつえじ)」
20番札所 「鶴林寺(かくりんじ)」
今日もすてきな一日をお過ごしくださいませ