いつも訪問、ありがとうございます
の週明け。
なんだか気分も上がりますね。
今週もはりきっていきましょ
さて、昨日は名古屋市美術館へ行ってきました。
「藤田嗣治展」
フランス・パリで活躍した画家、レオナールフジタの展覧会。
日本で絵を学んだあと、渡仏し画家として花開いた藤田の作品。
「乳白色の裸婦」像で有名な画家はいつしか戦争画を描くことに・・・。
しかし、戦争責任という思い十字架を背負われた藤田は苦悩の末、日本国籍を捨ててフランスで洗礼を受け、フランス人となりました。
そして、「レオナール・フジタ」という名前が誕生。
それから、その傷を癒すかのようにパリの街並みやかわいらしい子供たちなどを描くようになります。
その後ランスという町に移り住み、この土地でフジタにより平和の礼拝堂の建設がはじまります。
そこに平和への祈りをこめたマリア像のステンドグラスなどを描き、完成後一年半足らずでこの世を去りました。
東西融合の狭間で生き抜いたフジタの生涯の作品がそろう展覧会でした。
とても考えさせられる展覧会で、特に戦争画はフジタの作品の中でもキャンバスが3倍くらい大きなもので描かれていて、圧倒的な存在感でした。
そこに描かれる暗い色彩の絵は戦争で苦しんだ人がとてもリアルに描かれていて、今にもそのまま出てきそうな迫力さえ感じました。
それだけフジタが訴えたかったことが大きかったとうかがえます。
芸術家はその時の気持ちを素直に表現することが多いとのことで、フジタもその心の内がうかがえる作品を多く描いているとのこと。
ランス美術館所蔵の作品が多いですが、日本にも多くフジタの作品が所蔵されているんですね。
全国から集められた多くのフジタの作品を見ることをできてとてもよかったです。
とてもよい、脳の刺激になりました
すてきな一週間になりますように・・・
ちらし寿司の具、何が好き?
久しぶりに作ろうかな~。
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