いつも訪問、ありがとうございます
お天気続きの週末・・・。
まだまだ暑さに慣れていないせいか、外に出るとちょっと体がだるい感じがします。
熱中症には気をつけたいものです。
今日は読書の話。
6月は家にいることが多かったので、いろんな本を読んでいました。
その中の一冊。
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ホスピスのお医者さんの書いた本。
平積みになっていたので、気になって手に取りパラパラとめくっていたら興味ある内容だったので購入。
在宅診療で「看取り」をしてきた中で、今生きてい入る私たちに生きていくうえで何が大切かということを書いています。
読み進めていくうちに、昨年私が母を看取った時と共感できることが多いと感じました。
とても穏やかな最期でしたので、人はこんなに穏やかに逝けるんだ・・・と驚くばかりでしたが、母親の看取りが私たち家族に学びを与えてくれたことにとても感謝しています。
そのせいか、毎日私もとても穏やかな毎日を過ごせています。
いつもそばにいてくれる・・・そんな安心感があり全然寂しくないのです。
母の話はこれくらいにして・・・。
本の話ね。
人はいつ「最後の日」を迎えるかわからない。
だから毎日が「人生の最後の日」と思いながら生きなさいと筆者は書いています。
また、日常生活でほんの些細なできごとにも”感謝の気持ち”を感じること・・・。
このことが自分の人生の最後の日に「私は幸せな人生だった」と思ってこの世を終えることができると書いています。
たしかにそうですね。
そう思って生きているときっと人生最後の日が来ても怖くないかもしれません。
家族やまわりのいろいろな人に対しての後悔もなく、あれをしておけばよかったとかこう言っておけばよかったなどと自分の過去を後悔することが少なく、幸せだったと思ってあの世へ逝ける・・・そう思います。
この本では、ご自分が生死にかかわる病気をしたときやその時の家族との関わりなども書いています。
これから高齢化社会になっていく今日、医療費の削減で病院の病床数を削減していく動きがあり、ますます自宅での「看取り」という選択が必要になってくるかもしれません。
また私の母の話に戻りますが、訪問診療の先生や訪問の看護師さん、また介護センターの方々の多大な支援をいただき、母は念願の自宅での最期を迎えられたのです。
今後そのような在宅で療養される患者さんのために在宅診療の先生や訪問看護ステーションの充実をお願いしたいと思っております。
この本を書かれた先生も「もう残りわずかの人生を生きる人にとって医者は無力だ」と書いていますが、ただただ患者さんの話を聞いてあげるだけでも患者さんには心の薬になります。
母も先生にはいろいろとぶっちゃけてました(笑)
先生には本当にご迷惑だったかもしれませんが、本当に真剣に母の話を聞いてくださって、そのやりとりを聞いている私たち家族の心は泣きそうでしたが、先生も同じ気持ちだったかもしれませんね。
それでも真剣な眼差しとその優しいお言葉には”愛”を感じました。
亡くなってから先生にご挨拶に伺った際に
「こちらも何もできなくて、ごめんなさいね・・・」
と言っていましたが、そんなことは全くありません。
母は今の自分の感情を吐き出せるのは先生しかいないと思って話をしたのだろうと思うのですが、先生もとても真摯に対応してくださったから母は心の落ち着きを取り戻したのだと思います。
先生のような方(在宅診療している先生)がいなければ、母はとっくにホスピスへ行っていますから。
どれだけありがたい存在だったか・・・。
そして、どれだけ心の不安を取り除くことができたか・・・。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
これから在宅診療を選択する患者さんにとってももっと多くの先生方が訪問診療してくださる世の中になってほしい・・・と願っています。
この本は、若い人たちにも読んでもらいたい一冊です。
今日もすてきな一日になりますように・・・
ソフトクリームはミルク?チョコ?好きな味ある?
チョコとバニラのミックスかな?
あまり食べませんが最近の予定は北海道でのラベンダーソフトを食べる
です。
いつも寒い時期で食べられなかったので・・・
今年こそは・・・
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