バタバタとしたまま始まってしまったドームオーラス。
名古屋で見たよりも、
若干明るめな空間で映像が流れ始めた。
ドームの天井は案外光を通すみたい。
会場から涌き起こる歓声。
ガイシで見たときより、はるかにたくさんのパールレッドの波。
私、本当にドームに来てるんだ。。。
胸がじんわり熱くなる。
でも、、、それ以上に
私がコンサートに没頭できない理由があった。
エキサイトシートの最前列。
そこは、大勢のスタッフが動き回るのを
イヤでも間近に感じてしまう席だったの。。。
すぐ目の前の柵の向こう、距離にして50cm以内に
ずっと人がしゃがんでいる。
ついたてを押さえてる。
アリーナから人が来るたびに、
逆にスタンド上方から人が来るたびに、
ついたては開閉される。
トンがサブステージに出てきたときには、
機材もちょっとジャマな感じで、
かろうじて肉眼で確認できるトンの前に
警備員が見えてしまう。。。
がっかり。
ペンライトを振るファンを
冷ややかに見ているような警備員。
いるだけならまだしも、
時々、伝達事項があるのか、
二人、三人と固まって、
私の視界をさえぎるの。
見えない! どいて!
怒鳴りたいくらいだったよ。。。
私の右隣でユノペンオンニは
ペンライトも振らずに双眼鏡でユノをガン見。
オンニのほうが賢かったかもしれない。
聞こえてくる曲にはノリつつも、
没頭できない状況に私は苛立っていた。