実は、、、 | りんこのブログ

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好きな時に書いてます。

お久しぶりです。

みなさん、お元気でしたか?


私がブログをあまり見られない状況になっている間に、

トンのMIROTICの歌詞のことで、随分と騒がしくなっていたようですね。

今更問題にするのかと思ったりしましたが、

金曜日の「とくダネ!」で小倉さんが、

「東方神起は人気もあって、……いい歌じゃん」とコメントしていたのを聞き、

やはり存在は知っていてくれたんだなぁ、ということがわかりました。

こういう形のニュースでなく、あの番組内で取り上げてもらえたらよかったなと思いました。

出演者の方々は、問題の歌詞を見て「???」という反応のようでしたけどね。

韓国ではこういった話題に関しては、日本より厳しいというようなことを

言っていました。




私は、元気いっぱい……というわけには行かない日々でした。


この10日間で本当にいろいろあったんだけれど、

まだまだ、頑張らなければならないけれど、

ちょっと気が抜けてしまったのか、

昨日は、久しぶりに熱を出しました。


なんか、調子悪いなぁと思っていたら、

38度を超えてました。

どおりで関節がガクガクして、頭がボーっとするわけです。



ここからは、私が次のステップに進むために、

そして、ご心配くださった方々にご説明するために

何があったかを書いていきます。












実は、義理ママが亡くなったのです。

ホントに突然だったのです。



11月26日の夕方に、近所で倒れて救急搬送されてから、

わずか、4日後の11月30日のことでした。


この日にちの期間にUPしたブログは、

予約公開したものだったり、

私が落ち着くために書いていたようなものです。



家族が驚いたのは、言うまでもありません。

倒れたその日の朝、いつものように、

「行ってらっしゃい」と声をかけてもらい、会社に出かけました。

一番長く一緒にいた義理パパは、15時ごろまでは、

元気な姿を見ていたのです。

その、約1時間後に、

外で倒れているなんて、想像もしなかったでしょう。



ご近所の方々も、一様に驚いていて、

あまりにもあっけない状態で逝ってしまったこと、

手を尽くすこともできなかったこと、

いろいろ悔やまれることが多かったです。



子供孝行というのか、嫁孝行というのか、

義理ママは、私に看病らしい看病をさせてくれませんでした。

やっぱり、不出来な嫁には世話になりたくなかったのかな?


救急搬送後ICUに入り、意識が戻ることなく、

一言のことばを発することもなく、

逝ってしまったんです。




倒れたと聞いて駆けつけた時に医師から告げられたのは、

「危篤の状態」であること、でした。

そして、身近な家族には連絡したほうがいいとのこと。

それなのに、病室に移せない状態であり、待つ場所もないことから、

一旦家に返されました。

まだこの段階では、奇跡的に回復することを信じていたので、

いつもなら涙もろい私は、とっくに泣いていたはずですけど、

ダーリンの前では泣きませんでした。



2日目は、元義妹と義理パパと一緒に面会に。

たまに右目を開けたり、少し指を動かしたりしていたので、

私には、前日より状態がいいように見えました。

ですが、義理ママの意識は戻っていなかったんです。
二人は想像以上にひどい状態の義理ママを見て、

かなりショックを受け、元義妹は泣き出してしまいました。


3日目、ICUから出て、病室に移動した、と

病院からダーリンに連絡があり、その後ダーリンから連絡をもらいました。

病室に移動したのだから、回復しているのかと思いました。

この日、私は病室に行かず、ダーリンが様子を見てきましたが、

やはり、意識はないままで、悪いなりに安定しているだけでした。



4日目、ダーリンとふたりで病室へ。

そこに居ても何もできないのですが、

しばらくは、顔を見たり、手を握ったり、機械の数値を見たり。

そんなふうに2,3時間があっという間に過ぎました。

この日は発熱しているとの事で、頭と腋下を冷やしていました。

身体は熱いのに、手指の部分だけがすごく冷たくて、

ものすごくむくんでいました。


特に、変わりはないため一度自宅へ。

倒れた日から、まともに食事ができていなかったので、

スーパーで買い物をしてちゃんと食事をして、

体力をつけなくちゃと思って、買い物を始めたところで、

病院から私の携帯に電話が……。

「血圧がかなり下がってきたので、病院に来てください。

慌てないで、気をつけて来てくださいね。」

看護師さんからでした。


買い物を中止して、

スーパーから目と鼻の先の距離にある自宅に戻って、

義理パパを連れて、またまた病院に逆戻り。

こんな時に限って、通り道の工事が渋滞を誘い、

到着を妨げます。


「今夜がヤマ」との医師の言葉に、

私たち3人は覚悟しつつも、まだ望みを捨てていませんでしたが、

やはり、万が一を考えるといつまでもナイショにしているわけにもいかず、

義兄や義弟、そして元義妹、私の両親など、

近親者に連絡をしました。


元義妹は、看護師なのです。

自分の勤務も代わりがいなくて大変なはず。

だけど、誤魔化しがきかなくなってきた姪っ子に説明し、

勤務も替わってもらって、とんで来てくれました。

そして、一晩見ているから、ウチに帰ってくださいと

言ってくれたんです。


彼女はもう法律上は嫁ではないので、私が付き添うべきだと思いましたが、

元義妹と義理ママの関係は、私よりも長く、また、義弟と離婚したことも

しばらくヒミツにしていたことから、彼女なりに申し訳なさとか、

今までの感謝とか、いろいろな思いがあるだろうから、

二人きりにさせてあげて、気が済むようにさせてあげるのは今なのかな、と思い、

彼女の言葉に甘えることにしました。

彼女はどんな気持ちで一晩義理ママを看ていたのかな?



翌日、彼女と交替するつもりで、ダーリンと義理パパと3人で病室へ。

このとき、血圧はもう機械で自動的には測れないほど下がっていました。

でも、下がってしまった血圧を補うように、心拍数が120程度あり、

まだ、頑張っていました。


4人で居ても、特に何もできることがないのと、

義理パパも腰が悪く、長時間同じ姿勢で居ることが出来ないため、

元義妹が送ってくれるというので、二人は一旦帰りました。


その後、ダーリンと二人で病室に居て見守っていましたが、

やはり昼より夜が心配なので、ダーリンには一度自宅に戻ってもらい、

私一人が見ていました。


看護師さんが、検温に来たり、清拭に来たり、体位を変えに来たり。

口にも鼻にも、尿道にもカテーテルがつながっているため、ヘタに触れません。

全く意識がない義理ママに声をかけながら、

看護してくださる様子を見ることが出来たのは、この日が初めて。


そういった時間を除くと、本当に隔離された空間の中で、

窓から青い空が見えて、不思議な時間でした。


人工呼吸器が動く音だけが病室に響いていて、

その状態でいると、催眠術にかかったように、

ボーっとして眠くなるような感覚。


そんな状態に私がなってきた頃に、

120を超えていた心拍数が、あっという間に70台まで下がり、

様子がおかしいと看護師さんを呼ぼうとしたところに

ちょうど検温にきた看護師さんが、

家族を呼んだ方がいいと言われて、

慌てて、義理パパとダーリンを呼んで待ちました。


「もう少し、みんなが来るまで頑張って!」

祈るような気持ちで待っていましたが、

心拍数がさらに減り、心電図の波形の山が低くなり、、、

ちょうど義理パパが病室に足を踏み入れたタイミングで、

取り付けた機械の数値がゼロになって、

最期の時が来てしまったことを認めざるをえませんでした。



機械の数値がゼロになってから、

医師がやってきて、ドラマでよくやるシーンのように、

心臓の拍動がないことと、瞳孔の状態から死亡を確認して、

その事実を告げるまでの、私の感覚では5、6分くらい、

それが、家族だけに許された悲しみの時間でした。



あとは、病院も冷たいもので、

どんどん諸手続きに動き出していて、

気が済むまで泣かせてはくれませんでした。


きっと、長く患っていて、イヤというほど看病した後なら、

これほどの無念さはなかったかもしれませんが、

とにかく、看病しようにもたくさんの管がつながっていて、

ヘタに動かすこともできず、

せいぜい、手をさすったり、握ったり、声をかけたり、、、

それしかできませんでした。



私は、それまで幸いなことに身近な家族を亡くしたことがなく、

その悲しみや辛さを知らずに過ごしてきましたが、

悲しいというよりは、何をもってしても埋められない

「喪失感」というのかな。

こんな年になって初めて、そういう感覚に包まれました。


離れて会えなくて寂しい、ということがあったとしても、

それは、その人自身が亡くなるというのとは、やっぱり違う。


二度とその顔を見られない、その声を二度と聴けない、

そういう感じは、やはり失くしてみないとわからない、

そう思いました。



親孝行、したいときには 親はなし


言葉が身にしみます。




もし、ここまで読んで、思い当たる節があれば、

今からでも、親孝行してあげてください。



ちなみに、義理ママは「くも膜下出血」で倒れました。


頻繁に頭痛のある方、その痛みが激しい方は、

あまり放置せずに、一度受診をして、

ぜひ脳ドックや、MRAの検査など受けてください。

血圧が高いと一度でも言われたことがあれば、

ちゃんと調べて、血圧を一定に保つことも必要です。



早い段階なら、まだいろいろ打つ手はあります。

あなたの大切な家族のためです。

勇気をもって受診を。