【子供はトランブルウィードにびっくりします】

少年: 「*トランブルウィードの全部を見て 」

母:  「わかったわ。びっくりするね」 

 

アイダホ州で、トランブルウィードの*大群が向かってくる時、子供が慌てふためいていました。

 

 母:「今すぐ中に入って」 

 

お母さんは「家の中に入りなさい」と言っていますが、それは的確なアドバイスのようです。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・*tumbleweed「タンブルウィード、砂漠地帯の雑草(枯れると根から折れて風に吹き散らされる)」ただ転がっているのではなく、種子を撒き

ながら転がっている。

*an army of~: ~の大群、大勢の~

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    日常生活を脅かすタンブルウィード(お借りしました) 

 米国やオーストラリアなどの平坦で広大な乾燥地域では、このタンブルウィードが厄介な存在になっている。そもそも飼料や肥料などに利用できるほどの栄養価もなく、農耕地ではその旺盛な吸水力で水源を奪い、既存の生態系にも悪影響を及ぼす。土壌の流出などによって土地の浸食や変形を促進すると考えられ、枯れて乾燥しているため、燃えやすく山火事の原因にもなる。筆者も米国中西部を旅したことがあるが、オフロード車のタイヤを貫通するほど鋭い棘を持つタンブルウィードもある。

 何より厄介なのは、根から茎が容易に分離し、大量のタンブルウィードが風によって吹き寄せられ、枯れて硬い枝や棘などが絡み合って巨大化することだ。時には高さ数メートル、数十トンの重量にもなる。また、そうした地域では、タンブルウィードの花粉や棘によるアレルギー性の皮膚炎も多く発症しているそうだ。 それらが集合して道路を塞いだり、住宅地では戸口やガレージをおおいつくし、警察や消防などの出動を妨害したり、住民の日常生活をさまたげる存在になる。住人にとって、こうしたタンブルウィードの山は常に火災の危険と隣り合わせだ。米国カリフォルニア州では、タンブルウィードの除去のために年間120万ドル(約1億8000万円)が投じられている。

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