スキー部に入っていました。ある時大学の先生に「今年入部者が少ないので”おとり”になってください」と頼まれました。「名義だけでいいのですね」と念を押したら、「いや、『こんな人がいますよ』って言うには実像が必要なのです。それにはあなたが相応しいと思ったのです」とか、なんとかおだてられて、神田のスポーツ店へ連行されました。
そしてスキーウエアと道具一式を買わされました。
甘言に乗ってしまったのです。その先生の名前が『若井先生』なのですが、家族には私が『若い先生』に熱をあげて
いると映ったようで、後で大笑いしました。夏はフーフー言いながら皇居を一周したりしましたが、そのうちに、選手に発破を掛ける役にならされました。
冬は先生の実家がある新潟迄出掛けました。本当に「トンネルを抜けると雪国」でした。国体級の選手が多くて、お邪魔なようなのと、大勢入部者があり初期の目的を果たしましたので、引きましたが、その後も遠征するとたくさんの
お土産を頂いておりました。私からぬ楽しい思い出です。
山形の一刀彫のお土産まだ手元にあります。
部員の皆さん、その節はありがとうございました。
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