私は、自分が「クライマーズ・ハイ」的な状況に陥ることに憧れています。

先週末、大学時代からの友だちと豊田市で集まりタコ焼きパーティーをして

これまた楽しかったのですが、この時友だちが言ってました。


「私スポーツクラブで夢中になっていつも1kmは泳ぐよ。
途中からクライマーズ・ハイみたいになる。
こないだはストレス発散で1.5km泳いじゃった」 と。
なんて素敵と思った私。

初めて憧れたのは横山秀夫の『クライマーズ・ハイ 』を読んだとき。

高橋尚子は『ランナーズ・ハイ』になると言ってました。

そして昨日の私はというと…

てん刻展に出品のため悪戦苦闘で作品の石を彫っていたところ
上手く彫れず、彫りたくないところを削ってしまっては気持ちを取り直し…の繰り返し。


次第に上手くいきだし、思うように彫れだしてそれはもう無我夢中。
夢中にも頭が冴える時って、心が無になるものですね。
1ヶ所、今までにないくらい大胆に彫ってしかも超上手くいったときに
ハッと手が止まりました。

「今のクライマーズ・ハイだ!!」

どれだけ長い間熱中してたんだろうと思って時計を見たら、
さっき見たときから3分しか経ってない。
そして我に返る。


浅はかでした。
どう考えてもただ3分間普通に集中できただけです。
私の憧れるハイはもっと情熱的でもっとワイルドでもっとデンジャラスです。

目指せ「彫り彫りーズ・ハイ」 走る人走る人走る人キラキラ


でございます。