あの時、何を考えて何を感じてたと思う?
 
 
身体中に繋がれた管と痛々しい点滴後。
採血が怖かった。またよくない結果が出たらどうしようって。
体は限界を超えていて簡易的な人工透析を強制されることになった。
利尿剤を飲んでもなかなか、おしっこが出ることはなくこのままでは本格的な人工透析に切り替えるしかないとまで言われ、まさに人生終わったと思ってた。
 
首にチューブを通し入院中何度も人工透析をする日々。
 
ふつうでいたい、普通に生きたい
わたしは好きなものを食べて大好きな人とただ
ただ、普通に生きたいだけ。
 
誰かのように暴飲暴食も飲酒もしないのに
なんでこんなことになるの?
なんで、わたしだけこんなに苦しいの?
真面目に生きてきたよ?
ちゃんと 生きてきたんだよ?
聞き分けも良かったし夜中に食べたりもしない
門限だって守ったし迷惑かけないように努力してきた
 
それなのに…ちゃんと生きてきたのに
 
なんで…なんで健康じゃないの?
なんで病気になんてなるの?
まだ頑張らなきゃいけない?
 
 
はあ、しんどい。生きるのってしんどい。
いっそのこと一気に殺してくれ
 
 
 
そう思ってた、思い続けてた、、そんな時に急変した。
 
肺に水が溜まってた上に
家族が持ってきてくれたメロンを食べた後…
どうやら私はウリ科の食物アレルギーだったらしく
ホント、救急車で運ばれた時よりも息ができなくなった。
 
 
(その時もまだ)
死 なんて私には遠い存在でただ早く楽になりたいとだけ考えていたんだけど
呼吸困難が続いて、お医者さんや看護師さんが新しい点滴を打ったり改善策を取ってくっれてるのに治まる気配はなかった。
呼吸ができない中でも睡魔に襲われる
眠たいのに眠れない、息ができない
うとうとする→呼吸が止まる感覚(首を絞められてるような感じ)
そんなことの繰り返し
眠れないまま朝を迎えた
体力も気力も限界
 
わたし、どうなるんだろう?
 
その時初めて思ったんだ
 
このまま死ぬわけにはいかない
 
そしてわたしはやっとここで覚悟を決めた
 
 
わたしは生きる!って
 
文字にすると驚くほど薄っぺらいこの言葉を心の中で何度も唱えた
 
わたしは生きたい
お姉ちゃんと笑って泣いて楽しんで好きなものを美味しく食べて
生涯をしっかり全うしたい
 
絶対元気になって帰るんだ
 
そこから少しづつ呼吸ができるようになって
やっと楽になったころ眠ることができた
 
いきるという覚悟を試された気がした
死ぬ死ぬ詐欺で相手をコントロールしようとし
都合が悪くなったら生きることに鞍替えし
死 と 生 両方のいいとこどりをしようとしてた
 
生きることにも、死ぬことにも
メリットデメリットがある
だからいいところだけがほしかった
 
 
もう傷つくのが嫌だったから。
 
 
だけど、わたしはやっぱり生きたい
 
 
たとえ、生きることにデメリット(人間関係とか?)あっても
あれを乗り越えた私ならきっと大丈夫
わたしを信頼して生きていこうと思う
 
ところで生きていくうえでデメリットがあるなんて本当か?
 
108さんが言うようにこの世界は充足しかないいのであれば
不足が幻想やもしくは勘違い、又は夢の中のような存在?
夢の中ではまじでそれが起こってるって疑いもしないもんね
 
そんで目が覚めてやっと夢だったことに気づく
 
 
 
 
 
 
そんな感じか?
 
 
 
 
 
 
 
 夕凪という名の充足