秋はツアーの季節
国内ツアーの一番の繁忙期を前に私は退職した次第です
一人前の添乗員になりたくて国家資格を取りました
勉強嫌いな私が２５歳を過ぎて挑んだ試験
合格したこの時は『結婚より仕事だぁ～
』って本気で思ってましたが…ツアーに出て体調崩したり…色々あったので一旦仕事を離れました
その後主人は『ツアーで遠くに行く事』『沢山のお客さんでストレスためる事』『宴会付きの宿泊にでる事』『何十台もバスがでる大型ツアーに出る事』などなど色んな事を『ダメダメ
』って言うようになりました
一言でいうと『添乗員するな
』って事でした
というのも『添乗員に戻りたい』とわたしが言い出したからです
『辞めたいなんて言わないから
』『家事するから』『宴会出ないから』と何回も話しましたが『ダーメ』としか返ってこなかった去年の今頃
2009年７月…資格取れて仕事が楽しくて仕方ない
2009年12月…色々あって離職
2010年１月…妊娠が分かり結婚へ
2010年２月…流産
2010年４月添乗員に戻りたい
が…大反対され続ける
みたいな月日を過ごしておりまして…毎週のように『添乗員になりたいの
』と言い続け…2010年７月頃
聞き分けの悪い嫁の頑固さに耐えかねて『し・か・た・な・く』OK
してくれました色んな条件付きでした
『宴会に出るな!!』は、私が酔っ払いに絡まれるのが想像しただけで嫌だから。
『大型ツアーに出るな!!』は、ひたすらストレス貯まるから。
『遠方禁止!!』は、主人の未知の世界で何があるか不安だから。
『宿泊ツアーもダメ!!』は、とにかく１日１回は顔見ないと心配だから。
みたいに…ちっちゃい事から色んな条件がありました
あの頃はウザかったですが…今思えば『愛されてたなぁ～
』とあの頃の自分が羨ましいぐらいですそして何事もなく添乗員させてもらってたある日
『正常妊娠出来てます
出来れば今は添乗員されない方が赤ちゃんの為ですよ旅行会社は忙しい時期でしょうけど、仕事より大事なものは今ここにありますから』と病院から言われたのが秋も深まる前１０月の事でした主人には妊娠検査薬で陽性が出た
って報告した瞬間『添乗員辞めようね』って言い放たれてたので、お医者さんの言葉で心の整理がつき繁忙期だとわかった上で会社に事情を話して辞めましたそれから半年とちょっとたった今……
仕事したくてたまりません
ずーっと家にいると仕事が楽しかった日々ばかりが思い出されます
でも今、妊娠９ヵ月に入って赤ちゃんが元気でいてくれるのは妊娠初期の繁忙期にツアーに出てないからだと信じてます
添乗員ってめちゃくちゃ走りますし、バスやフェリーに長い時間揺られますし、お客さんのご機嫌取りが仕事ですし…
それが楽しかったりもするんですが…あの時に辞めて良かったと思ってます
ただ…赤ちゃん生まれても、朝早過ぎて夜遅過ぎる添乗員に戻れる可能性はきわめて無いに等しいのでそれだけが残念です
