約束どおり、にゃんたろうが会いにきよった
あんまり期待せず、「来なくていいよ」という内容のメールを打ちながら、気付けばアタクシ、うとうとしてたみたい
深夜時前、
が鳴って起こされた
起きたときには、もう電話が切れていた
「あ・・・」と思って起き上がると、今度は家の電話
が鳴った。
「あぁ、おれ。なに、寝てたの」というにゃんたに「ううん」と言って嘘ついたあたし
「もう向かってるよ。今タクだから」
ほーこの時間に来てくれるとは。。。
一体どうしたというのだろう。。。
今までのにゃんたは
時回ったら来なかったのになぁ
ちょうど時をすぎた頃、にゃんた到着
「アナタさまが会いたいって言うからワタクシきました」
アタクシは黙ったまま笑顔になって、にゃんたろうをお家に入れてあげた。
いつもそうだけど、来るなりスーツ脱いで、まるで自分の家のよーにハンガーにかけ、Tshirtと下着姿でアタクシのベッドに寝る。
「おれさー、今日時からまた作業なんだよ
だからあんまり居られないけど」
「うぇぇ仕事好きだね
それまで寝てくの
」
「ううん、寝たら起きれないもん。寝ないよ。今日はお話するの。りりチャンに色々あったみたいだから」
日中の記事に書いた、印刷ミスの話だ。
「そうなのォォ」
と言って、にゃんたの差し出す腕を枕にして、起きたことを全部話した。その後の経過もすべて。
にゃんたは相変わらず、「それ、全然りり悪くないね」と言って、ワタシのおめめの側にチュウ
をした。
今日、いま番大好きなお客さんに退職を告げた。
後任となる社長令嬢と一緒だと本音で語れなくなるから、令嬢とは現地で待ち合わせをして、実際は分前に客先に入ってたアタクシ
「実質裏切ったような形となってしまって・・・本当に申し訳ありませんでした」
そういうとアタクシのおめめからはボタボタ涙が溢れてきた。
お客さんは「今年一緒に仕事して、良かったねって言って来年も一緒にやりたかったね。裏切ったなんてそんな風に思う必要ないよ。プライベートでもいいから遊びにおいで」
と言ってくれた。「雨」だった涙が「滝」になった
にゃんたには、その話もした。
にゃんたはワタシがどういう人間か分かってるから、「りりらしい」といった様子でニッコリした。
にゃんたといっぱいチュウして、いつもみたいにらっこ
の親子みたいに、にゃんたのお腹の上に乗っかった。ずっとずっとにゃんたとチュウしてた。にゃんたの首にしがみつくのが大好き
にゃんたは今日も優しく抱きしめてくれた。
終わったあとって、どうしてあんなに落ちるように眠れるんだろうねにゃんたに包まってるととっても落ち着く。
にゃんたが大きいから
にゃんたのことを好きだから
にゃんたがあったかいから
にゃんたが柔らかいから(←にゃんた、年だから丸いの
)
「こうしてると落ち着くね」
「ん」
そういうとにゃんたはウトウトして、そのまま眠っちゃった
アタクシは時頃には起こしてあげなきゃって思って寝なかった。その間は、にゃんたを起こさないように気をつけながら
人で写真撮って遊んでた
にゃんたに包まってるときの幸せなワタシを撮りたかったの
そのうちにゃんたが目覚まして、もう回重なった。
「にゃんた大好き」
「愛してるよ」
シャワー浴びて、にゃんたはまた作業場へ。
「おれが移動してる間にお風呂入っちゃいな。ちゃんとお薬塗るんだよ作業場ついたらまた
するからね
明日はりりの用事が終わってからお茶でもして帰ろ
」
「あい」
アタクシがシャワー終えて、肌のお手入れしてたら、ホントに にゃんたから
かかってきた。作業場特有のものすごい風の音が聞こえる。
「着いたよおれ、仕事するから、りりは早く寝るんだよ
」
「うん。にゃんた、ありがとう」
「ううんほいじゃな
」
これがリアルなワタシたち。
これだけ見たら、全然仲良しカップルに見えるでしょまるで何も問題のないような
にゃんたのことは大好き。
ワタシのこともよく知っててくれるし、にゃんたもよく「おれとりりは合わないところがない」って言うけど、ホントにそうなのだ
にゃんたに他の女さえいなければ、ワタシは世界一幸せになれる。
本気でそう思ってるの。