トキドキニッキ


トキドキニッキ


トキドキニッキ

土日で人形劇俳優平常(たいらじょう)さんの公演の受付をしました。

土曜日は大人向けの演目、「毛皮のマリー」R-15指定。
じょうさん、気にはなっていたもののなかなか観られず今回初見。
「毛皮のマリー」もタイトルは知っているけど初見。
寺山修司作品、三輪さんがやるやつ、程度の知識。


人形劇で単独公演、どんなベテランのおじさんがでてくるんだろうと思っていたら
なんと、思っていたよりちっちゃくてかわいい声の28歳のお兄さん。
でも芸歴は20年以上らしい。

バレエのようなしなやかな身のこなし
優しくてかわいらしい声と男らしい太い声の使い分けに魅了される。
人形操作はもちろんすばらしくて
人形の表情が変わるように見える。
人形の種類もキャラクターによって使い分け
様々な人形で様々なキャラクターが現れる。
人形を使いながら1人で何役もこなしている。

寺山修司の「毛皮のマリー」という戯曲を
ト書きから朗読しながら演じていくスタイル。
戯曲をまるごと1冊暗記して読んでいる感じ。
音楽や照明の変化も言葉と体で表現していく。
寺山修司の戯曲を堪能した感じでした。


日曜日は子供向けの演目「マウスプロポーズ」
小さい子どもがたくさん来ていました。
子どもと交流しながらうまく乗せていく、大人向けとはまったく違う演出。
子供達が楽しんでいたのがとても印象的。


じょうさんの人形劇に対する情熱や
劇場で観劇するという文化を大切にする思いが
ところどころで語られていて
ああ、そうだなあと思うことしきり。
文化は人を豊かにする。
それが子どもであればなおのこと。


じょうさんとお話しすることはなかったけど
素敵な人だなあと思ったのでした。


写真1、ポスター
写真2、会場で販売された写真集パンフレット
写真3、そのパンフレットにサインとイラストを書き込むじょうさん。